お前がいなきゃ (ページ7)

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side S

そこは今は使われてない音楽室。

昔はよく使ってたけど、今は合唱コンクールの時とか、体育祭の応援団が使ってるくらいで、ほぼ使われていない。

ここなら校舎の端の方だから見つかりにくいし、ピアノを弾いても怒られない。

(鍵は事務室のおばちゃん先生にお願いして作ってもらった。)

今日もそこに行こうと思って歩いていると、旧音楽室からピアノの音が聞こえてくる。

覗いて見るとそこには、朝見かけた男の子がいた。

ずっと見ていたのか、ピアノを弾いてた男の子がこちらを見た。

？「あの〜なんですか？」

関西弁なんだ

「ぁ、ごめん。邪魔した？」

？「いや、大丈夫ですけど」

「お兄さんこそ大丈夫？ぼっ〜俺のこと見てたけど」

「うん。大丈夫。」

？「じゃ、俺は授業戻りますね。」

「ぇ、今授業中だよ。」

？「大丈夫です。」

俺は声を出すよりも、男の子の腕を掴んでいた。

？「えっと」

困った声を出した男の子の声で現実に戻った。

「あ、ごめん。」

今日何度目かの謝罪

？「とりあえず、中入りません？」

「そうだね。」

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こんにちは作者ﾃﾞｽ。
やっと出てきましたね。
まだ名前は出てませんが、これからの進展が楽しみですね。
以上作者ﾃﾞｼﾀ。
(*＞∀＜)ﾉ))またねー