お前がいなきゃ (ページ25)

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※時間がものすごく飛びます。

side S

「もうすぐ夏休みかぁ〜」

R「そうやな」

「廉はどこかに遊びに行かないの？」
「両親が帰ってきたりさ」

R「どこかに遊びに行く予定も両親が帰ってくる予定もないですよ。」

「じゃあ俺とどこか遊びに行こうよ」

R「考えておきます。」
「それより紫耀さんは進めなくていいんですか？」

「え〜」
「だってつまんないじゃんか、あと2週間後には夏休みだよ」

R「そうですね。」

今は廉と図書館で夏休みの課題をしている。

今の会話を聞いてもらえばわかる通り、俺は廉と夏休み中にとある場所に一緒に行きたいと思って誘っているのだが、これがまた廉はインドア派らしく、誘っても上手く話を逸らされる。

「ﾈｪﾈｪ」

R「はい。」

「最近さ、海人に“廉も生徒会に誘えば”って言われたんだけど、どう？」

R「俺にはそう言う時間はないので」

「嘘を着くのは良くないよ、廉」

R「はいはい。」
「てか、ここの問題はどう解くの？」

「ここは....」

ほらまた、上手く逸らされた。

廉は俺の扱いが日に日に上手になってる気がする。

「そう、出来てる。」

R「ありがとう。」

「どういたしまして」

まだ、あと2週間ある。

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