お前がいなきゃ (ページ18)

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いつものメンバーから逃げるために図書館に来た。

図書館は、紙の匂いと太陽の暖かさが相まって眠くなる。

司書「あら紫耀くん。」

司書「いらっしゃい」

「お久しぶりです。」

あの旧い音楽を見つけるまでは、ここにｲｿｳﾛｳしてたなぁ。

図書館の中は窓側に机と椅子が置いてあって、本棚の近くには立ち読みを防ぐように椅子が置いてある。

司書「最近は、1年の永瀬くんが良く来てくれてるの」

廉、来るんだ。

「そうなんですね」

司書「うん。それに今もほら」

そう言いながら、カウンターに近い太陽の光が良く当たる机で廉が腕を枕にして寝ていた。

司書「あぁやっていつも少し本を読んで寝ているのよね。」

近くに行くと

「白雪姫」

司書「そうそう好きなのかしらねぇー」

司書「良く手に取っては少し開いているのを見ることが多いから。」

白雪姫は王子とお姫様の物語だよな。

なんでまた白雪姫なんだ？

司書「あ紫耀くん、永瀬くんを起こしてくれない？」

司書「私今から会議があるから、閉めなくちゃ行けなくて。」

「俺ももう少し居るので鍵は俺が閉めていつもの場所に置いておきますよ。」

司書「あらそう？」

司書「じゃぁ、よろしくお願いしとくね。」

そう言って図書館を出ていった司書さん。

「廉は頑張り屋だなぁ笑」

廉の目の下には隈が出来ていた。

「これを見たら起こせないよ。」

，
無理矢理感が凄い？かも