七者択一を迫られて…（続 all） (ページ36)

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☆（kwmr）ページ36

side:kwmr

(今日、僕は午前に予定があったからただ少し遅れてきただけで…僕はたまたま、須貝さんに用事があっただけで…
ただそれだけだったのに…)

僕がこんなに動揺しているのにも無理はない。だって仮眠室に須貝さんとAが2人っきりでいたんだから。

しかも、Aは少し顔が火照って息が上がっていると来た。

そりゃあもう、やらしい方にしか考えられないだろう。

何とかその場は持ち堪えたものの、オフィスに着いたあともずっとAのことを考えていた。

　wtnb「河村さん？大丈夫すか？」

　kwmr「あぁ、ちょっと考えてただけだよ。」

…周りには気づかれないようにしないと。

そんなことを考えていると、Aがオフィスに戻ってきた。

　kwkm「A、遅かったね。体調悪い？大丈夫？」

「いや、大丈夫です！」

(ここでまた誤魔化すなんて…)

僕の中でどんどんと黒い感情が募っていく。

ただ、ここで変に疑うのも警戒されかねない。だからあくまで自然に…

　kwmr「あれ？Aご飯食べた？もう1時過ぎてるけど、」

今の時刻は、午後1時12分。ご飯を食べていたのであれば遅れてきても仕方がない…

そんな期待もすぐに打ち砕かれることとなる。

『…あと1時間くらい作業したらご飯食べてきます！』

　kwmr「それじゃあ遅くない？僕買ってこようか？」

『いえいえ！それは申し訳ないので！』

僕の返答を遮るかのようにパソコンと向かい合い始める。

(…ここでしつこく話しかけると嫌われてしまうかもしれないな)

そう思い、僕も自分の作業に戻ることにした。
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ちらちらとAの方を見る。時刻は午後4時。さっきから1回も休憩してないし、昼飯すら行ってない。

(さすがに声かけた方がいいよな)

作業に集中しているAの肩をたたく。そうすると、ゆっくりこちらに振り返った。

　kwmr「…A、もう4時だよ？」

『え！？』

案の定、時間に気づいていなかったらしい。

『あはは…気づきませんでした、ちょっと休憩行ってきます』

　fkr「Aちゃん大丈夫なの？俺なんか買ってくるよ？」

福良がそうAに話しかける。僕もそれに便乗してなにかご飯を買ってこようとした時だった。