☆（sgi） ページ29
(やっば、すっげぇ眠い…)
Aちゃん会いたさに早起きしたせいか、俺は今とんでもなく眠い。
そのおかげでさっきから仕事はちっとも進んでなかった。
izw「須貝さん？眠いんだったら仮眠室で寝てきた方がいいんじゃない？」
sgi「ん〜、でもなぁ〜…」
そうするとAちゃんと居れなくなる。そう思ったのだが、何故かオフィスを見渡してもAちゃんの姿が見当たらなかった。
(…？もしかしてAちゃんも仮眠室か…？)
izw「でも？どうしました？」
sgi「いや、何でもない。俺ちょっと寝てくるわ。」
Aちゃんがもしかしたら居るかも…そんな期待を胸にオフィスを出た。
−−−−−−−−−−
(…にっしても寝みぃなぁ…)
頭の中が眠い時特有のふわふわとした感覚に襲われる。
仮眠室に着き、ドアを開けようとした時だった。
勢いよくドアを開けたはずが、ドアはガッとつっかえて開かなかった。
(…ん？なんか向こう側に落ちてんのか？)
そう思って何度もガタガタとドアを開けようとしたがちっとも動かない。
sgi「…あれ？おかしいなぁ…」
俺の眠たさも既に限界に達しており、伊沢達を呼ぶとより時間がかかると思い力づくで開けることにした。
(マッジで開かないんどぉ！)
最早ヤケクソになってドアをこじ開けようとした時…
ﾊﾞｷｯ
なにか大きな物音を立ててドアが開いた。
sgi「んだよ、も〜…」
そう言いながらゆっくりと入ったその時だった。
衝撃的な光景が目に入ってきたのは…
sgi「ちょ…何してんの…？」
ベットの上を見ると、恐らく押し倒されたAちゃんと…その上に乗っているこうちゃんの姿が。
(嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！)
考えるよりも先に体が動いていた。大股でこうちゃんに近寄っていく。
wtnb「別に何も無いので…」
そう言って足早に逃げていく。止めようともしたが、Aちゃんとの時間の方が大事なのでそのまま逃がしてやる事にした。
こうちゃんが仮眠室から出たあと、ちゃんとオフィスに帰ったことを確認しドアを閉め、Aちゃんの隣に座った。
sgi「大丈夫！？何もされてない！？怖くなかった！？」
俺が一気に質問しすぎたせいか、少し困惑した表情を浮かべた後に、
『あ、いや、大丈夫ですので！』
…Aちゃんはいつも大丈夫って言う。そんなに俺のことが頼りない？
sgi「ちょっと失礼…」
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作者名：モニ | 作成日時：2022年1月21日 23時
