七者択一を迫られて…（続 all） (ページ2)

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負けられない略奪戦… ページ2

fkr「…？どうしたの？俺手加減しないって言ったよね？」

『別に、避けてたわけじゃなくて、何と言うか今までそんな好きとかそういう感情がなかったので…緊張しちゃって…』

何となく、福良さんの顔が見れなかった。

　fkr「…そっか、じゃあ俺の事意識してくれてたんだね？」

『…え？』

　fkr「だってそうでしょ？だったら俺と付き合ってくれる可能性も高くなりつつあるってことだよね？」

何故か笑顔になっていく福良さん。

(ゼロじゃないけど、それはなんとなく違うような…)

　fkr「ねぇ、そうだよね？」

握られていた手の力が強くなる。咄嗟に頷くしか私にはできなかった。

　fkr「んふふ、楽しみだなぁ…」

そう言って自分の席に戻って、またふわふわとした雰囲気の福良さんに戻った。
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『あの、ご飯代ほんとに払わなくてよかったんですか？』

　fkr「いいのいいの、だって好きな子にはいい顔してたいでしょ？」

結局、最後まで飲んでしまった。あの後は何も無かったが何だか罪悪感はある。

　fkr「じゃあ、ここでお別れだね。」

寂しいなぁ…とぼそっと福良さんが呟いた。

『まぁ、明後日会えるじゃないですか。』

　fkr「…1日空いたらダメなんだよ。」

そう言って強引に私の体を抱き寄せる。

突然のことに反応出来ず、そのまま福良さんの腕の中にすっぽりと収まってしまった。

　fkr「本当は、1秒だって離れたくない…」

そう言っている声はかすかに震えていて…

急に体が離れたかと思うと、頬に福良さんの唇がそっと触れた。

　fkr「じゃあ、また明後日ね。告白の返事、ずっと待ってるから。いい返事期待してる」

そう言って帰っていった。

私は、顔が熱くてそれどころじゃなかった。