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そうして月日が流れ、
私は自分の思いは閉じ込め続けて
2年が経った。
高校2年の秋_
特別な思いは蓋を押さえつけるほどに
溢れ出て来ようとして、
それでもまだ理性を保っていた。
この特別な思いがバレてしまったら?
きっと軽蔑されるに違いない
彼女がいるとわかっていてそんな思いを抱くなんて
最低だ。
いっそこのバイトを辞めて離れるべきかもしれない。
そんな矢先、
私にとって絶望の連鎖が続いた。
【3人には迷惑かけちゃうかも知れないから、
先に伝えておくね。私、お腹の中に赤ちゃんがいるの】
彼女さんの言葉は
1文字ずつ私の心臓に刺さった。
その言葉の意味を理解するのに、
しばらく時間がかかった。
それでも唇は
「おめでとうございます」
と、動いていた。
ジミンさんやジョングクが笑顔でお祝いする中
私は笑顔でいれているだろうか、
この場にいないテヒョンさんは
何をしているのだろうか。
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作者名:?? | 作成日時:2019年11月24日 0時