トリセツ七十三 ページ28
夢主side
日向「いっ今のっ！ワザとですかっ！！？ブロックの手に軽く当てたやつ！」
木兎「おう！リバウンドだ！」
詰め寄ってきた翔陽に光太郎が答えると、パァァァっと目を輝かせる。
日向「！！リバウンド……！！かっけえええ！！！」
木兎「！そうか！？そうか！！？」
黒尾「チビちゃんは天然煽て上手だな〜」
「ホント…対して凄くもないのにね」
私の呟きは聞こえることはなく、光太郎は翔陽に説明をしだす。ホント、都合の良い耳…
木兎「体勢が不十分とかで『今打ったら絶対ブロックに捕まる！』って時は、わざとブロックに当てて跳ね返ってきたところでもう一回攻め直すんだ！」
日向「フオオオ！！！」
「光太郎の場合、叩き落とされる事の方が多いじゃない」
木兎「Aそーゆーの言わないで！！
床に叩きつけるだけがスパイクじゃない。落ち着いてみれば、戦い方は見えてくる」
日向「…！」
ドヤ顔で言う光太郎。たまには良い事言うのね。見直した。
「でも、決まる確率が低い攻撃はやっても意味がないでしょ？」
木兎「わーってる！！これから磨く！！」
拗ねたように定位置に戻る光太郎。
全く…すぐ拗ねる。苦笑いして私も定位置につこうとすると、
赤葦「A…」
「？なぁに？」
京治が控えめに後ろから話し掛けてきた。振り返ると、申し訳なさそうな顔をしてた。
赤葦「…ごめん、さっき言い方強かった」
「…？…あー」
トスミスした時か。確かに強かったけど、そんなに気にしてなかったからピンと来なかった。
あんなの気にしてたのか、京治は。律儀だなぁ。それにちゃんと謝るとか可愛い。お母さんに怒られた子供みたい。
そう思ったら、何か微笑ましくなってきた。
赤葦「…何だよ」
思わずニヤニヤしてしまって、怪訝な顔をする京治。
「んー？京治はちゃんと謝れて良い子だなーって」
赤葦「子供扱いすんなよ」
「えー、子供みたいで可愛かったのに」
赤葦「少なくとも、俺はお前よりは大人だと思うけど？」
「む…でも謝ってくれてありがと。次はしっかりカバーしてね」
赤葦「…ああ」
京治の頭を撫でてやると、素直に返事してくれた。蛍とは違って良い子だなぁ。すっごい無表情だけど、撫でてるとだんだん頬が緩んできてる気がする。
「じゃー、続きやろうか」
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Kyaaaa(プロフ) - みかんさん» こちらこそありがとうございます！笑これからもよろしくお願いします！ (2020年1月3日 20時) (
レス) id: 6ff64ceebb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - すごく面白かったです！！ありがとうございます笑 (2020年1月2日 18時) (レス) id: fd8c51e0ba (このIDを非表示/違反報告)
Kyaaaa(プロフ) - 夜月─《 *無人* 》☆さん» ありがとうございます( ´艸｀)コメントすっごい嬉しいです！これからも頑張って書きますね(^з^)-☆Chu!! (2019年3月6日 23時) (レス) id: 245f281267 (このIDを非表示/違反報告)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - いやツッキー可愛いなおい。第3体育館組の絡み本当好き…ぼっくんかっこよき…更新頑張ってください！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Kyaaaa | 作成日時：2019年3月5日 12時
