気が付いたら赤井さんの娘だったってどういう意味！？

授業参観の日、私の両親は何だかんだ目立ちます ページ10

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待ちに待った授業参観当日



いや、私は待ってはないけど……。


教室は相変わらずザワザワしてる。
親の見せ合いとか…

お母さん美人だーとか、お父さんかっこいいーとか。

「ねぇ！Aちゃんのお母さん達来てる？」

『…まだかな…。家結構遠いから時間掛かってると思うよ。車で着ちゃダメだし…』

「そっかぁ……。じゃあ、来たら教えてくれる？」

『うんっ！』

そう言えば歩美ちゃんのお母さんも美人だったっけ……。
歩美ちゃん可愛いからお母さんに似たのかな……((

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授業が始まってから数分が経った頃クラスの中がザワついた。

「あの人達誰の親？」

「さぁ？」

「お父さんかっこいいし、お母さん美人だねー。」

『(あ………来た)』

後ろ向かなくても周りの反応で来たのだとわかる。
だって、お父さんかっこいいし、お母さん美人だもん。
私の自慢の両親だ。

「………今来た人達もしかして、Aちゃんの親？」

『！！何で分かったの？もしかして、歩美ちゃんエスパー？！』

「違うよ、目元がお父さんと同じだなぁと思って…」

『あ、確かに目元はお父さん似だね…』

「私はお父さんに似たところあるのかなぁ……？」

『歩美ちゃんは全てお母さんに似たんだね！』

「そうだったらお父さん可哀想だよ…！」

アハハと小さな声で笑いあった。

先生は授業に集中出来てないクラスメイトを注意していて私達には気付かなかった。

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あっという間に休み時間になり、皆は親の元へと行く。
私もお母さん達の元へと行く。

『お母さんっお父さんっ！』

「A、ちゃんと授業受けてるじゃない！流石ね！」

「Aには少し退屈だろうけど思うが周りの友達に教えるのもお前にできる仕事だからな。助け合うんだぞ？」

『うんっ！』

「あ、Aちゃーーん！」

『あ、歩美ちゃん！！紹介するね、友達の吉田歩美ちゃん！』

「はじめまして！吉田歩美です！近くで見るとお父さんかっこいいし、お母さん美人さんだねー！」

『ありがとう！何だか恥ずかしいな……。何か親のこと褒められるの初めてだし……』

「歩美ちゃんだったよね？Aと仲良くしてくれてありがとう！これからも娘のことよろしくね？」

「うんっ！あ、はいっ！」

「敬語か……。良く教わられてるな……」

「お母さんが目上の人？には敬語を使うんだって言ってた！」

あっという間に休み時間が終わり席についた。
とても楽しかった授業だった。

イメ画→←原作、始まってすら無かった！！

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