気が付いたら赤井さんの娘だったってどういう意味！？

何年ぶりかの幼稚園なんてただの暇潰しだよねぇ……。 ページ5

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『…………ようちえん？』

「そうなの、ちょっとお母さん達お仕事に行っちゃうからAを幼稚園に通う事になるんだけど……お友達出来るよね？」

『うん！A、お友達作りたい！』

「良かった！出来るだけお迎えは早くするように努力するから…」

『Aはいつまでも待ってるよ！』

一人でいる方が自分らしく生きられるような気がするからね……((

まぁ、でもこの世界でも友達一人や二人は作らないとお母さん達に心配されるから作るっちゃ作る。


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お母さんに連れられてやってきたのは米花町にある四葉幼稚園。(勝手に命名)←←

此処で一日の大半を過ごす事になる。
友達出来るかなぁとまぁ不安を胸に自己紹介をする。
まぁ、自己紹介と言っても幼稚園児である子供達に意味が分からない自己紹介をしても頭にはてなマークを浮かべるだろう。

『赤井Aです！仲良くしてねっ！』

とまぁこんな感じで演技でもしてたら寄ってくるんだろうな…あっちの方から。((


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「Aちゃん！一緒に遊ぼう！！」

『えーと、おなまえは？』

「あ、わたし咲山花蓮(さきやまかれん)！よろしくね！！」

『花蓮ちゃん、何して遊ぶ？』

「お絵描きしようよ！先生が言ってたんだけどおとーさんとおかーさんの絵をかくって言ってた！」

『じゃあ、れんしゅーとしてかこうよ！』

「そうだね！お絵描きセットもってくるね！」

お絵描きなんて何年ぶりだろうか…下手したら高校以来描いてないかもね…。
いや、描くのは好きだよ？だけど。そんなに描く暇無かったから……((

「おまたせー！！」

花蓮ちゃんが走ってきた。
小さな両手には大きなお絵描きセットを抱えている。

『ごめんね、てつだえばよかったね。』

「ううん！はじめてきたんだからおいてるところわからなかったでしょ？」

『そうだね、そういえば今日来たばかりだった……』

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あれから練習として両親の似顔絵を描いていたら花蓮ちゃんのお迎えが来た。

バイバイ！と手を振ってきたので私も大きく手を振ってお見送りをする。

だんだんと、みんなもお迎えがきて私だけがのこった。

『(お母さん、早くするように努力するからって約束したのに……)』

と、心の中で愚痴をこぼしながらも先生とお話したり遊んだりして待っていた。

「Aちゃん、お迎えがきたよー」

お迎えに来てくれたのはお母さんでは無くお父さんだった。

MyDaddyとお風呂入っちゃった！！相変わらずかっこいい！！←←→←中身は大人なのに子供扱いされる身って……

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