32話 ページ35
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「………Aよ。」
『！デルカダール王………！』
「甘えても良いのだぞ？その気持ちを仕舞いこまなくても良い。また、倒れる事になる。
これ以上ワシらを心配掛けないでおくれ……」
デルカダール王の言葉で塞いでいた感情が湧き上がり頬に涙が伝った。
「それとだな……、マルティナ姫と再会したんだ。」
『…………え？』
仲間達の影から現れたのは大きく成長したマルティナ姫様が…
王妃様譲りの黒髪はあの時より伸びていて王妃様に似て美しくなった。
「A！会いたかったわ！」
『……マルティナ姫様……！何と美しくなったんでしょうか…。王妃様と良く似ていらっしゃいますわ！』
「何か辛気臭いわ……。敬語は取って！私からの命令よ！」
『で、ですが………』
「あら？主人の言う事も聞けないのかしら？」
『………分かり………分かった』
流石、昔はお転婆娘だった姫様だ。
『イレブン様、長旅お疲れ様でした。さぁ、皆様もまだ復興途中ですがごゆるりと休んでいってください』
私もデルがタール王の許しを貰いグレイグ達と過ごす事になった。
「……見た顔だと思ったらあの時のAちゃんじゃない！」
『………！矢張り、シルビア様でしたか！お久しぶりです！』
そこには船でダーハルーネまでの船旅で出会った旅芸人だった(参照7話)
『あの時はありがとうございました！お金も貰っちゃって…。いつかお返しします』
「良いのよ！私からのお礼なんだから！
…でも、驚いちゃったわ！デルカダール王国の召使だったなんて！だから、ご飯も美味しかったし、掃除もテキパキとしてたのね！」
『いえいえ、そんな大したことじゃ…』
「私ね、実は…グレイグと昔ながらの友人なの！
ま、ぶっちゃけライバルだったけど！」
『グレイグと…？』
「そうそう！デルカダールの兵士ちゃん達ってソルティコでの修行を得てからなるんわよね？」
『はい、ジエーゴ様からの修行を得た者しかなれないとか…』
「私ね、そのジエーゴの息子なのよ❤」
『え？！それは真ですか？！』
「そうよ！本名はゴリアテ！まぁ、詳しい事は堅物から聞きなさい。それじゃあね！」
そう言って帰っていった。
驚きの一日で結構疲れた。
それに、堅物ってグレイグの事？
フフ、確かにそうね。
………これからどうしよう…。
此処に残って帰りを待つか………
それとも＿＿＿＿
✱デルカダールをデルガタールと書いてました、ご指摘ありがとう御座います
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ？ (2017年12月2日 11時) (
レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね！グレイグの格好良さは！更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります！！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです！あのギャップがなんとも…頑張って下さい！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rye？Bourbon | 作成日時：2017年8月23日 18時
