30話 ページ33
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身体の調子が良くなり、寝たきりも駄目なので最後の砦を散策する。
途中、話し掛けてくれる兵士さんやお婆ちゃん
グレイグはイレブン様と共に旅に出ている。
私はのんびり、最後の砦で帰りを待つ。
『あ、ペルラさん！お手伝い致します。』
イレブン様の育ての親であるペルラさんが大きな荷物を運ぶのを見掛けて声を掛けるが綺麗に断られた。
「病み上がりのアンタに手伝わせるような無能な女じゃないよ！これ位は楽勝よ！」
『で、ですが……』
「貴女は女の子なんだから、無駄な筋肉付けちゃ駄目なのよ」
『私なんか、女子らしくしても………』
私服だって、動きやすさが第一として考えていた私は女物の服を着ていなかった。
「貴女はまだ若いんだから！ちゃんと、自分がやりたい事は今の内にやるのが効率的よ！」
『ペルラさん………、ありがとう御座います。』
「良いのよ！」
そう言ってペルラさんは作業場へと戻っていった。
何をしようか……、
何処か景色の良い場所を見つけて眺めてようかな……。
神の岩には未だに魔物は棲みついている。
彼処はイシの村の民が16歳になったら神の岩に登り祈りを捧げるという成人の儀式があるそうだ。
『………そうだ、人がいないあの場所に……』
・
着いた場所は人はいなく、静かな場所だった。
普段はイシの村の民でもこんな静かな場所は行かないそうだ。
『………私は……、このままで良いのですか？
お父様、お母様……、私の判断は間違ってはいないのですか？』
今は昔、魔物によって滅ぼされた我が祖国、バンデルフォン。
お父様はアーサー王に使える兵士の一人だった。
お母様は、そんな父を見守っていた酒場の看板娘であった。
『…………父のように頼もしくない。母のように強くもない
そんな私はただの守られる存在なのでしょうか……？』
「そんな筈は無いぞ。」
『！！デルカダール………！何故、』
「お主が何処にも見当たらなくてな……、まだ病み上がりだから身体にも障る。」
『……すみません、寝たきりでも何かと悪いと思いまして…直ぐに戻ります…』
「………お主には、迷惑を掛けてばかりだな……。悪しき魂に操られてる時、酷い王だと聞いた。
何でも、見破いた最初の人物を牢屋にぶち込んだとか…
すまなかったな…………。許してくれとは言わない」
『……私が此処にいるのも王のお陰でもあります。ですので、頭を下げないで下さい』
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ？ (2017年12月2日 11時) (
レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね！グレイグの格好良さは！更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります！！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです！あのギャップがなんとも…頑張って下さい！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rye？Bourbon | 作成日時：2017年8月23日 18時
