25話 ページ28
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「もうお前の後ろを歩かない。
愛も、夢も、希望も、友もこの世界では何の意味も持たない。
有るべきは力………。世界を統べる闇の力だけ……。
嗚呼、そうだ。私はお前を誘き出そうと餌があったんだが、お前から来てくれたからもう無用だな。」
ホメロスは玉座の裏から誰かを放り出した。
目を疑った、
「…………なｯ……Aｯ…………！！？」
手首を締められ気を失っている彼女はとても弱々しく、
体も所々ボロボロだった。
「ホメロスｯ！！Aに何をしたｯ！！」
「何ってただ、闇の檻に閉じ込めていただけだ。厄介付きのな。ハハッハハハハ！
グレイグ！私はお前の先を行く！お前は此処で朽ち果てるのだ！」
「待てっ！！」
そう呼び掛けるももう既に遠い彼方へ行ってしまった後だった。
「………グレイグさん。まだ何かがいます。」
「ンフフ……ンフフフフフ……」
何者かの不気味な笑いが響く。
俺はAを相手から庇うように立った。
「ンフフ、我は魔王様のチカラを受けし六軍王が一人
……屍騎軍王ゾルデ。闇を愛し光を憎む者。
我は思う……。そなたらは癒やしい光を望む物たち。
そして、何より哀れな者達。
魔王様は闇がお望み。我の命尽きるまで清浄なる常闇は消えぬ。
……ならばこの地に光は戻らぬ。
さぁ、汚れた物を癒やしましょう。」
「俺はイレブンの盾だ。勇者であるイレブンを死なせる訳にはいかん！」
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「はぁっ！！」
イレブンの一撃でゾルデは闇に消えてしまった。
「さぁ、早く最後の砦へ帰りましょう。皆さんが待ってますから」
「あ、嗚呼。そうだな……Aの治療もしたいしな」
Aを横抱きにして城から出る。
デルカダール城は主が消えたように気配は完全に消えていた。
外に出れば心配して迎えに来てくれたのか愛馬のリタリフォンがいた。
「リタリフォン、来てくれたのか………。ありがとう
イレブン、Aをリタリフォンに共に乗る。イレブンは悪いが歩いて貰うが大丈夫か？」
「はいっ！」
馬に跨り、Aを支えながら手綱を握る。
リタリフォンはAの事も考えてくれたのか揺らさずにゆっくりと進んだ。
後でリタリフォンにもお礼をしないとな………。
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最後の砦へと戻ってきた。
だが、誰の気配もしない
まさか、いない内に魔物共に襲われたのか………？
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ？ (2017年12月2日 11時) (
レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね！グレイグの格好良さは！更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります！！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです！あのギャップがなんとも…頑張って下さい！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rye？Bourbon | 作成日時：2017年8月23日 18時
