17話 ページ20
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『……………もしかして、イレブン様……？』
「嗚呼…」
『駄目………お願いっ……イレブン様を捕まえないで……！』
ベッドから落ちながらもグレイグに駆け寄りイレブンを追わないように伝えた
「悪いが、主君の指示だ。逆らう事は許されない…」
矢張り、彼の口からはその言葉しか出てこなかった。
『何で………ｯ何で、デルカダール王の指示なんか……ｯアイツはデルカダール王に取り憑いてる悪魔なの！！
何で………ｯグレイグも皆も…信じてくれないの………！？』
「グレイグ、騒がしいぞ。何が起こってる…………お前、まさかAか………！？何故ここにいる？！牢に居たのではないのか？！」
『……………ホメロス……なの、？
貴方も凄く変わったのね………、王に取り憑いてる何者かの命令で動いてるの？』
「……ｯ何を言い出す。デルカダール王には何も取り憑いていないではないか。」
『…………ホメロス、悪い事は言わない……だから、貴方は闇に……飲まれないで……？』
「…………＿＿＿の気も知らない癖に何を言い出す」
・
グレイグはイレブン様を捕まえる為に城から出て行った。
『(イレブン様……どうか、ご無事に………)』
祈りを捧げ、元いた牢屋に向かい、眠りについた。
ある夢を見た。
命の大樹が力を失い、落ちる夢………＿＿＿＿＿。
川は干からび、野原は燃え、沢山の生命を失う＿＿＿
だが、その中には希望の光が見えた。
多分、イレブン様だろうと……＿＿
『(イレブン様はこんな絶望してる世の中でもちゃんと生き続けてる。セレノア様の言う通り逞しく生きるに違いないな……)』
此処、牢屋は薄暗い更には隙間風が通り寒い。
此処にいる事は慣れている筈、なのに……、寂しい。
デルガタール、私の育ち故郷＿＿＿＿。
此処にしか頼るところがない。
何処にいても私は、一人＿＿＿＿。
「……………A、矢張り此処にいたのか」
『………………………、帰って………。貴方が此処に来ても無意味です…。』
「無意味ではないぞ。俺はAに会いに来てるんだ」
『………私は、グレイグ将軍には話す事は何もございません。』
「俺はあるぞ。」
『…………聞きたくもありません………。皆さんは、信じてない。聞く耳も持たない。
そんなんだったら、私は…………生きる価値なんて……』
「Aっ！！そんな弱音吐くような女じゃない！！昔のお前は何処にいったんだ！！」
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ？ (2017年12月2日 11時) (
レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね！グレイグの格好良さは！更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります！！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです！あのギャップがなんとも…頑張って下さい！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rye？Bourbon | 作成日時：2017年8月23日 18時
