15話 ページ18
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数日後＿＿、
預言者の予言通り勇者であるイレブン様が牢獄に連れられていた。
『………やっぱり、……。』
イレブン様は牢に入れられたのに混乱したのか置いてあるツボを壊したり、鉄格子を揺らしたりしていた。
当たり前、イレブン様はただ、勇者だと伝えただけなのだろう……。
「おい、落ち着け」
すると、もう一つの牢に入れられているフードの青年が宥めた。
「牢に入れられてそんな驚かないだろ。………で？何をしたんだ？盗みか？それとも殺しか？」
「………いや、僕はただ、勇者だと名乗っただけで……」
「………！！まじかよ！勇者様かよ！あの預言者の言う通りだったって訳か……」
“預言者”
その言葉に私は体が固まった。
ｺﾂｺﾂｺﾂ
誰か来た。
見張りの兵だろう
「お待ちかねの飯だ。」
兵が青年のご飯を牢の前に置いた。
その瞬間、青年は兵を倒し、気絶させた。
兵から牢の鍵を手に入れると扉を開け兵が持ってる片手剣を持つ。
そうして、イレブン様がいる牢の鍵も開け外に出る様促した。
一瞬、牢の中からイレブン様の顔を覗き込んでみた。
とても、頼もしく成長していた。
その瞳は父、アーウィン様の面影が思い浮かぶ。
ｶﾞﾁｬ
「…………お前は出ないのか？折角のチャンスだぞ？」
『いえ、脱獄は致しません。ですが、彼に話しておきたい事が……』
「……伝えたい事？」
私はイレブン様がいる青年の牢に入った。
『………イレブン様、伝えたい事があります』
「…………、ぼ、僕の事知ってるんですか？」
『えぇ、貴方が産まれたときに……。ですが、貴方は覚えてないでしょう。
話は変わりますがお願いがあります。
デルカダール王は貴方の事を悪魔の子だと言った筈です
ですが、私が知っている王はそんな事を言いません。何者かがデルカダール王に取り憑いているんです。
なので、デルカダール王を正気に戻してくれませんか？そして、悪霊を倒してもらいたいのです。』
「………昔の王を知ってるといったな。お前は囚人じゃないのか？」
『私が牢に入れられたのは知っている王ではないと指摘したら、激怒して牢に……。
私は……16年前、此処、デルカダールに使えていた召使でした。』
「……そうか、16年前使えていたなら、王の事は知り尽くしてるって訳か」
『………！！何者かが近づいてきます！早く開けた穴に！此処は私が囮に…！』
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ？ (2017年12月2日 11時) (
レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね！グレイグの格好良さは！更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります！！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです！あのギャップがなんとも…頑張って下さい！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rye？Bourbon | 作成日時：2017年8月23日 18時
