9話 ページ12
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『あの、悪魔の子って何者なんですか?まだ赤ん坊って…』
「!ビックリした…譲ちゃん気になるのか?」
『あ、はい…』
「デルカダール王は知ってるだろ?デルカダール王が勇者を悪魔の子だって明言したらしい」
『?!デルカダール王がイレブン様を……?何故……』
デルカダール王が……?
そんな筈は……
イレブン様の誕生を喜んでいたのに…一体何が起きたと言うの?
デルカダール王は何故人が変わった様に別人になってしまったのだろうか……。
『(何者かがデルカダール王に取り憑いてるとでも言うの?)』
ならば、一刻も早くデルカダールに行かなくてはならなかった。
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『(………とは言っても此処からどうやって行けばデルカダールに着くの…?)』
砂漠地帯を抜けホムスビ山地を歩いていた。
此処らへんには火山が盛んな地、何年の間も噴火はしていない。
その為なのか、多くの人がホムラの里に行く。
そう言えばホムラの里の奥には旅立ちの祠がある筈…
ホムラの里の者に聞けば何かしら分かるかも知れないとホムラの里に足を運んだ。
「……ホムラの里の奥の祠?」
『えぇ、彼処には不思議な事が起きると言伝に聞いて…、あの感じの建物はデルカダール地方にもあったのでもしかしたら繋がるのかと…、あの扉が開く鍵とかは存在しないんでしょうか?』
「……ああ!確か里の昔の書物にそんな事が書かれてるのかもしれない」
『!!それは本当ですか……!?宜しければ見せてもらえませんか?』
「旅人さんの役にたてれば構わんよ」
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渡されたのは何十年も前に記された古びた書物だった。
旅立ちの祠関連のページに辿り付き詳しく見ると
【あの扉を開くには“まほうの宝石”か必要】
と、記されていた。
『…………“まほうの宝石”……?』
今度はまほうの宝石について探す。
【まほうの宝石とは、ホムスビ火山の奥地に存在する】
『………火山の奥にあるって言うの…?』
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「見つかったのか?」
『はい……。ですが、通るにはまほうの宝石と言う物が必要でして…それはホムスビ火山の奥地にあるんです…。』
「…まほうの宝石か…。
!!確か、このホムラの里にもまほうの宝石があるんだ。」
『!!?それは本当なんですか?!』
「ああ、私のご先祖に当たる人が好奇心旺盛でな…一人でホムスビ火山に入ったんだ…。そこでこのまほうの宝石を見つけてきたんだ」
○文字数関係で次行きます!
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ? (2017年12月2日 11時) (レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね!グレイグの格好良さは!更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります!! (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです!あのギャップがなんとも…頑張って下さい! (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rye?Bourbon | 作成日時:2017年8月23日 18時