8話 ページ11
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『(シルビアさんが……)』
何もしてないのに、どれだけシルビアさんは優しいんだろう。
『ありがとう御座います。彼にも伝えないといけなくなりました。』
「そーだな。まぁ！頑張れよ！」
『はいっ！』
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『(デルカダール方向に行けばまた船に乗るか…遠回りでサマディーを通して行くしか方向は無い…)』
でも、また船は止めた方が良いしな……。
私は仕方なくサマディーを通して歩く事にした。
『……………。いい加減、服変えたほうが良いよね…』
あの日から服も変えていない。
増して、宿屋にも泊まっていないからお風呂も入っていない。
流石に入らないと思い、ダーハルーネの街で宿屋に入る。
今回はシルビアさんから有難く貰ったお金で泊まることが出来た。
『(明日は朝早く出た方が良いよね……)』
サマディー地方にはデルガタールの証明書があるから通れる筈。
お風呂と夕食を素早く終わらせさっさとベッドの中に入る。
久しぶりのベッドの中で寝られるような気がした。
整えられた布団に入れば5秒もしない内に眠りについた
『(ﾊｧ……ベッドの中最高……♡)』
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翌朝、身支度をする。
服は昨日この街で買った服。
なるべく動きやすい格好を選んだ。
後は武器。
足の傷がまだ癒えてないので激しい動きをしない弓を選んだ。
本当にシルビアさんには感謝しきれない。
ちゃんと、お礼はしないと……。
『(でも、何時何処で会えるのかしら……？)』
最初の難関に躓いてしまった。
でも、あの人は旅芸人。
世界中歩いてたら何処かしらで会える筈。
『(それまでにはお礼考えないと……！)』
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ダーハルーネを出てサマディーを目指して歩く。
湿地帯なのか、ジメジメしてて暑い。
『(でも、此方のほうがまだマシの方よね…サマディーの方が暑いに決まってる…砂漠地帯だもの)』
暑いのを覚悟して関所を通る。
『あ、暑い………。コレは保つかな……せめて、サマディー王国まで……』(ﾊｧﾊｧ
ヘトヘトになりながらもやっとサマディー王国に着いた。
「聞いたか？デルカダール王が悪魔の子を探してるらしいぜ。」
「まぁ、でも今は赤ん坊だろ？探しても犯罪にしかならないだろ。」
街の人の会話に耳を疑った。
『……デルカダール王が悪魔の子を探してる……？悪魔の子って一体誰なのかしら……』
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nebula - あの、ずっと気になってたんですけデルカダールですよ？ (2017年12月2日 11時) (
レス) id: 208db03ca9 (このIDを非表示/違反報告)
Rye?Bourbon(プロフ) - 7yosjB9mmDIoZsXさん» ヤバイですよね！グレイグの格好良さは！更新は掛け持ちの作品を作りながらやってますので更新は遅目だと思いますが頑張ります！！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: ea9d5904da (このIDを非表示/違反報告)
7yosjB9mmDIoZsX(プロフ) - 私もグレイグ好きです！あのギャップがなんとも…頑張って下さい！ (2017年8月23日 21時) (レス) id: 40b2f40261 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rye？Bourbon | 作成日時：2017年8月23日 18時
