FBIの彼との日常

36話　危機一髪 ページ36

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ある日、私は夜遅くまで友達と飲み明かしていた。
流石に遅くなるので彼には連絡した。



「次も行くよぉー！／／」(ﾋｯｸ


完全に出来上がった友達に連れ回されていた。

『もう遅いから止めた方が………』


「いーの、いーのぉ！／／」(ﾋｯｸ


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連れ回されていた挙句に変な所まで来てしまった。
人気がなく、裏の取引が行われそうな………




「例のアレは持ってきたか？」




『(＿＿＿＿＿っ！！？？)』


こ、これってまさか………、







オチた友達をそこら辺に寝かせて上着をかける。

私は物陰に隠れてその取引を聞く。







　



なんて、危ない事をしてるのだろうか。





さっさと退散すべきか？
その方が良い、見なかったことにしよう。

目を瞑ろう……、



帰ろうと思い、寝かせて置いた、友達を持ち上げたら…








やってはいけない事が現実に起きてしまった。







　






「んもーー！！うるさいなぁー！」




寝ぼけてだろうか、寝てた友達が寝言を言ってしまった。


『！！！？？？』



「「！！？？」」



「誰だ？！」




此方に向かう足音が段々と近づいてきた。



『(も、もうっ、終わりだ………！！)』







　




現れたのは美しい女性、奴等の仲間だろうか……。




「……………、ジン、酔ってるだけよ。取引の内容なんて聞こえもしないわ。取り敢えず、場所を変えたらどう？」





『…………ぇ、』



ジン、という人に話した女性は酔い潰れた友達しかいないと言った。



『(………助けてくれたの……、かな……)』



ｼﾞﾝ「………場所を変えるぞ、ウォッカ」

ｳｫｯｶ「へい、兄貴」





黒ずくめの二人組は何処かへ言ってしまった。

『………あの、何で助けてくれたんですか？』




「……私が護りたいと思ってる存在だからよ。Honey……」



それじゃあ、と言って行ってしまった美しい女性。

『あのっ！貴女は何者、なんですか？』





「A secret makes a woman woman………」




＿＿“女は秘密を着飾って美しくなる”







『…………秘密を………着飾って……か……』





何処かで聞いた事があるような………。


ううん、そんな事考えるより早く帰って彼に報告しないと……。







＿＿＿………話した方が良いよね…。




そもそも聞いてしまった事に怒られるのだろうか……。



『………どっちみち、怒られるに決まってるよね……』(ﾊｧ


溜息しか出なかった



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