FBIの彼との日常

18話　拘束 ページ18

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昴side


彼女がストーカーに遭っている。
そう聞いた時は心底から怒りが湧いてきた。

『……気づいたのは今日の帰りですから…急に狙われたのは初めてですけど…ストーカーって言う意味で…』


ｽﾊﾞﾙ「もし、ストーカーにつけられていたら連絡して下さい。迎えに行きます」

『でも、迷惑なんじゃあ……』



迷惑じゃない。


寧ろ、心配している。



何故、心配しているか、





ただ単に同居しているからではない。





………、そうか……私は…









いや、俺は……









彼女の事が…







その気持ちを抑えて戻る。


奴に気づかれずに…。



✻





自室に戻りベッドに沈む。



飲み会まで楽しかったのに……



一気に気持ちが下がる。



『………はあー……』



心当たりも無い誰かに付けられてるのは心底から嫌な気分になる。
それに、夜に外に出られない……。




昴さんにも沢山迷惑掛けてるのに…これ以上迷惑掛けたくない。
1人で何とか解決する方法を探してみる。



✻




一晩、作戦を立てていたがいい作戦が浮かばず数日が経った。
まだ、奴は付いてくる。



『(………兎に角、奴を撒かないと………)』


いつもなら、何なりと撒けたんだけど今日は違った。
いつまで経っても付いてくる。
奴も本気を出したらしい。


取り敢えず、昴さんに連絡………。


突然、携帯を奪われ口を抑えられた。
何か薬品を染み込ませたハンカチだった。


『(……助け、て……す、ばるさ、ん………)』

そこで意識を失った。




＿＿＿＿＿＿＿



＿＿＿



『………これは？』

この前、昴さんから渡された小さな機械。

ｽﾊﾞﾙ「GPSですよ。博士に言って作ってくれたんですよ。」


ストーカーの事を彼に伝えれば彼はよく心配するようになった。
なので、捕まっても大丈夫な様にGPSが渡された。

『それじゃあ、もしも私が危なかった時はこれで！』

ｽﾊﾞﾙ「はい。もし捕まえられても僕が助けてあげますよ。」

そう、彼と約束した。


＿＿＿＿＿＿



＿＿




『……………ん、…』


気がついて辺りを見回してみた。
当然の如くそこは見知らぬ土地で見知らぬ部屋だった。

あの時……ストーカーに何か吸い込まされた。

眠り薬を………



身体を起こそうと思い、動かしたが動けなかった。


手首を拘束されていてベッドの上に拘束されていた。
足も拘束されていて当然の如くどこも動けなかった。

「目が覚めた……？愛しのAちゃん…」


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