じゅーさん ページ14
病院に着き、降谷は俺を抱えて病院に飛び入った。
受付にいた看護師さんは抱えられている俺の姿を見て内線を掛けた。
「此方へ……!!」
担当医は俺を抱えた降谷を集中治療室に案内する。
・
集中治療室に運ばれた俺は手早く処置をしていく。
だが、俺がかかってるのはもう治らない病気。
俺は処置をしている先生の手を握った。
「!」
『せ、……んせ、………ケホッおれは、もう………むり、です。』
「何を言っている!医者という者は患者を最後まで全力で治す!そういう仕事だ!」
『どんな、こと、しても……ッ治らない、って事は、もう、すでに……ケホッ分かって‥ゲホッゴホッ
せん、せ………さい、ごにアイツを……ッ
ふる、やと、はなしがッ………』
「‥‥‥分かった。彼を呼ぶんだな」
医師の言葉に看護師や他の医師たちは反論した。
『あり、がと………』
・
「奏…………ッ!!」
『ふる、やか。』
酸素マスクを付けて降谷と話す。
コレを外すともう待ってるのは“死”。
『ご、めんな、ふるや、』
「謝るなっ!!何で言わなかったんだよッ!!」
『しん、ぱいかけ、たくなかっ、、たから』
降谷の顔はもう崩れていて涙が溢れている。
『なあ、………ふる、や』
「なんだ‥‥‥?」
『おれ、おまえたちと、であえて、、よか、った』
「ッああ!俺もだ!」
『おれ、まだ、死にたくねぇッ、だけど、ど、うせ、
待ってればもう、俺は、、保たねぇ…ッ』
最期の言葉になってしまう、
その前に、降谷に伝えないと………
『降谷、さいごに、つたえたい、、』
「?!最期だなんて縁起でもないこと言うなよ!!」
『お前達とバカげた毎日をすご、せて……
楽しかった、
ありがと、大好きだ、』
『“相棒”』
ピーーーーーッ
「!!!!???」
電子音が部屋中に響き渡る。
「ああああああああああああああああっっ!!!」
電子音と共に降谷の叫びが病室、瞬く間に病気内に響いた。
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作者名:Rye?Bourbon x他1人 | 作成日時:2018年4月23日 7時