【図書館戦争】臥薪嘗胆２ (ページ29)

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INDEX７２ページ29

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囮捜査……！

麻子ちゃんも美人さんだから狙われないか心配だな…。
でも、皆がついてるし大丈夫だよね。

うんうんと一人で解決させた。

「…＿＿＿で、その肝心のエサガここに一匹、」

麻子ちゃん

「二匹、」

郁ちゃん

「三匹ってとこか。」

そして私。

「…ってあたしもですか？？！」
「当然だろうが特殊部隊に女がいるのに使わんでどうする。手塚に女装でもさせるか」
「やめてくださいっ！」

ギャーギャーと文句を言うが直属の上官である堂上教官の判断で使う事にした。

「Aも痴漢に遭ったことある？」
『何…急に。……ないよ。高校は自転車通学だったから電車は無縁だったし…』

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「瓶底眼鏡・私服・ショルダーバッグの条件で回覧を出したら書店などから覚えがあるという回答がありました」

「それでも猥褻行為の報告はなし…か。」
「かなり長期に渡って成功させてるみたいだしな」

「柴崎の所見のウラは警察でとれた。
やはり変質者がよく使う手口に間違いないな。」

「吉祥寺の武蔵野第二図書館より報告！
それらしい人物が数日前から姿を現したとの事です！」

「来たか」

「武蔵野第二に現れたそいつは毎日本を借りる事もなく館内を回遊しているらしい。
気に入った獲物を探してる…ってところでしょうか」
「恐らくな…。中澤さんの件で奴を見た図書館員を面通しに派遣した。＿＿答えはクロだ！体型、雰囲気、その他非常に似ているのこと。
仕掛けるぞ！行ってこい！！」

「『はい！』」

………ん？待て？仕掛けるって事は………、

ま・さ・か………。

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「皆さんお待たせしましたぁ！！ちょいお嬢様風大学生って感じで攻めてみましたぁ。いかがでしょーかっ」

「「「………………………」」」

『ね、ねぇ…？麻子ちゃん…何かスースーするのは…』
「それじゃ、囮の意味ないでしょっ！」

麻子ちゃんに頭を叩かれる。
痛くはないけども……痛い。

　

「キレイだよ。」

『んなっ///捜査前に言わないでくださいよッ//集中できないじゃないですかっ//』

笑顔でそんな事フツーに言える小牧教官は恐ろしく感じるのは私だけ…？

「まーまー、Aったら顔真っ赤にして(笑)」

『なっ、なってないもんっ！///』

「来たぞ！奴だ！」

「いいか、館内に入る時他の利用客と紛れるなよ。
折角それだけ化けたんだ。精々目立て！
行け！」

『化けたって…言ってたね教官。』
「笠原顔真っ赤」

「からかわないでよ。これから仕事！」