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「堂上二正!」
「手塚の話を信用しない訳じゃない!だが…!」
「証拠がない。」
確かに…もし行ったとしても解決策が見つからない。
「…そうだね。今日聞いた話はあくまで推論。”未来企画”への勧誘として笠原さんを呼び出して、彼女も自分の意志でそれに応じた。
それを妨害する権利は誰にもない___」
話した事は話した。
後は、堂上教官がやってくれるだろう。
アレでも堂上教官の秘蔵っ子だからね(笑)
(✱玄田隊長談)
私達は大人しく郁ちゃんが帰ってくるのを待つしかない。
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この後小牧教官曰く、堂上教官が郁ちゃんの元へ行き連れ戻したそうだ。
式典の隊服の格好で。。
「やっぱ、お姫様を救うのは王子様だよねーwww」
とか、小牧教官笑いながら言ってたのは言わないでおこう。
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「高宮一士の図書隠蔽への関与は現時点では断定できない。砂川一士の復帰を待って再度状況を確認する。
____よって、本査問会への呼び出しは今回で終了とする!」
______終わった。
「査・問・終・了!!」
バァーーン!!!!
隊長が背中を思いっきり叩かれる。
もう一度そこに叩かれるともう死ぬ。
どれだけの力を持っているんだ隊長は……(汗)
「よく頑張ったな!!笠原!高宮!」
『で、でも…砂川が戻ったらまた始まるかも…』
「なぁに、元々砂川が休んどるから長引いたんだ!
此方にはれっきとした証人もいる!返り討ちだ!!」
結局、砂川は戻らず私達の潔白は晴れた。
それから数日、玄田隊長によって背中を痛めた隊員は数絶たなかった。
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ドンッ
『わっ…ご、ごめんなさい…。急いでて…』
「……ううん、此方もごめんね。高宮」
査問が終わりやっと周りも落ち着いた。
寮母さんから引き止められ郁ちゃん宛に届いた書留を渡してほしいと言われた。
どうやら、差出人は手塚慧からだった。
『郁ちゃん、手塚慧からの書留が届いてるよ。』
「は?こんなに落ち着いた頃に来たって……。ったく、何なのよ…」
ブツブツと愚痴を言いながらも書留を慎重に破いていく。
封筒の中には2万円と手紙が添えてあった。
「んー?なになに?…………………。」
急に郁ちゃんの体が強張った。
一体何が書いてあったんだろうか…。
「ええええええええええぇ??!!」
部屋に響き渡る郁ちゃんの渾身の叫び。
横から覗き込もうとすると隠される文面。
何だろうか、気になる。
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ルート - 一気に読みました!主人公と小牧教官、これからどうなるのか楽しみです!更新大変だと思いますががんばってください!! (2018年3月28日 12時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りな(元Rye?Bourbon) x他1人 | 作成日時:2018年2月26日 23時