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あれから風邪は完治し、私はパソコンで武蔵野第一図書館の公式ホームページを開いていた。

たまに、公式ホームページを見るのが多くなった。


『…………ん、これ、って……』


見た事もない言葉が出てきた。

『”一刀両断レビュー”……?』

なんだと思いそこをクリックした。

そこには黒い背面で白い文字で書かれた一刀両断レビュー。

担当してるのは一人の業務部の砂川一騎…。
確か…同期だった気が……、


『教官達に伝えてみよう…』

スマホを取り教官の電話番号に掛ける。

【もしもし、高宮さん?どうしたの、電話を掛けてくるなんて…】

『いえ、図書館の公式ホームページを見てるんですけど…。何か見た事もない頁があって…』

【見た事もない頁…?】

『はい、”一刀両断レビュー”っていう…』

【ちょっと待ってて…俺も開いてみるよ】





【……うん、あったね。堂上にも相談して話してみるよ】


『あ…はい、』



あのレビューの中にはレインツリーの国も入ってたし、


私が好きな本も入っていた。



 



そしてその夜、堂上班と麻子ちゃんを混ぜたプチ話し合い及び、立ち話をすることになった。


「何なんですかあれはーーー!!!!!」


「「声がでかい」」

予想してたとおり郁ちゃんは叫ぶ。

「〜〜〜っだってだって!砂川何様?!書評家にもなったつもりっ!?」

「業務部の方ではどうなんだ?問題にはなってないのか?」

「利用者からも出版社からも苦情は来ていますよ。あくまで一職員の私見ですってことで収めてもらってますけど…」

「そんなコンテンツ何で閉じちゃわないの!?
傷付くのはレビューを読んだ利用者さんの方なんだよ!?」

「…………」

『…………小牧教官?どうしたんですか?』

「いや、何でもないよ?(笑)……まあ、でも、ね…。
そう言う高宮さんはどうなの?このレビューについて…」

『……………………私は、嫌です。』

「それは、なんで?」

『好きな本が書かれてたからです』

「そう、なんだ。」

『でも、これが面白いって言う人も半々いるらしいですし…』


【手塚光一等図書士、電話が入っています。寮監室まで来てください】

「…すみません、行ってきます」


 



「でも、それも時間の問題。砂川(あいつ)はもう地雷に片足乗せてるわ」

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ルート - 一気に読みました!主人公と小牧教官、これからどうなるのか楽しみです!更新大変だと思いますががんばってください!! (2018年3月28日 12時) (レス) id: e7cea7fca8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りな(元Rye?Bourbon) x他1人 | 作成日時:2018年2月26日 23時

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