King&Prince 【短編集】

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目を瞑ろうとすると、
背中に感じた温かさ。

もしかして、









『れ、廉...？』








「...寒いっ...寒いからっ...」








『だけどさっきこたつ、』








「Aのせいやもん。」









いきなりの廉のその言葉に、
私はすごく驚く。

私なんかしたっけ？

記憶を遡っても
そんな覚えは、多分、ない。


きっと廉は電気のスイッチの方に
私は窓の方に体を向けてる。









「Aが構ってくんなかったから...」








『ごめんっ！』









その言葉で廉の方に体を向けると
顔がドアップで目が合う。

まさか廉、背中に話しかけてた！？

綺麗な顔を見て照れた私は、
反対側を向いてしまった。









『もっ、びっくりした...//』








「急にこっち向くなっ...//」









布団がぶほってなったから、
廉は反対側に向いたと思う。









『ごめん、廉が甘えん坊な事忘れてた。』








「忘れんなゃ...」









私が廉の方を向くと、廉も向いてくれて
2人で向かい合う。









『もうこのまま寝よ...』








「明日構う？」








『かまう。』








「絶対？」








『絶対。』









おでこをコツンとくっ付けて、
私達はぐっすり眠った。





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