故意に ページ27
…苦手科目と言うと英語でしょうか。
なんて普通の先生なら言わない。
ある意味得意な教科、不得意な教科なんて分からないように
至って平均的な所を狙ってテストを受けていたんだから。
あ「やっぱりバレてたんですね」
殺「君の授業中の態度といい、ノートのメモ、予習ノートなんかもありましたね?この学校に高得点で入学してこんなに真面目に受ける生徒が、こんなに平均的な点数しか取れないのは逆に不自然です」
殺「むしろ''故意にやっている''のではないかとね」
先生の顔色は変わらない。
ここまで見抜かれていたというのに、普通を演じ続けていたことが少し恥ずかしい。
あ「…怒らないんですか」
殺「真面目な君のことです。なにか思うことがあってそうしたのでしょう。ずっとそのままで卒業を迎えるつもりなら、怒るところでしたが、君は今変わろうとしている。自分の手でね」
ゆっくりと語る先生は怒る気配すらなく、むしろ喜んでくれているような口調だった。
あ「自分の力じゃないですよ…負けられない理由を作ってくれる人がいたから。私が変われるきっかけをくれる人がいたからです」
ふと業くんの姿が目に浮かぶ。
殺「いい仲間を持ちましたね」
あ「はい」
私は今どんな顔をしているんだろうか。
ただ、口角が自然と上がっていくのがわかる。
この気持ちは一体…?
潮「うわっ!!」
渚くんの悲鳴が聞こえて我に返る
目の前の先生の顔が、ぐにゃんと歪んでいる
殺「急に暗殺しないで下さいカルマくん!! それ避けると残像が全部乱れるんです!!」
意外と繊細なんだこの分身…なんて思いつつ
暗殺中の隣の業くんに視線を向ける
舌を出して笑っていながらもこっちに気づいたようで
業「視線あつすぎない?」
あ「あつくないよ!! 業くんは余裕だね…」
業「''負ける気''しないからね」
あ「うわムカつく。絶対勝つ」
相変わらずののらりくらり感だし、ムカつくこともよく言われるけど
あ「業くん」
業「んー?」
あ「ありがとね」
笑顔でそれだけを告げて、勉強に集中する事にした。
先生は、私の力に見合った勉強法に問題。更には少し先のところまで丁寧に教えてくれた。
先生もここまでできるとは思ってなかったようで、
殺「先生、結果が楽しみです!」
なんて言ってくれた。
そんな時に、不穏な空気は流れた。
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鈴木祐斗(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!仕事が大変で全然更新できてませんでしたが、落ち着いてきましたのでまた上げていきます! (2020年7月22日 16時) (レス) id: 046a533b5d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - とても面白いです。続きお願いします! (2020年7月3日 12時) (レス) id: b171c1b3f2 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木祐斗(プロフ) - 京本智颯さん» はじめまして!!とても励みになります(*˘˘*) これからも頑張りますので楽しみにしてて下さいね!! (2020年4月4日 1時) (レス) id: 046a533b5d (このIDを非表示/違反報告)
京本智颯(プロフ) - はじめまして。更新がんばってください!楽しみに待ってます! (2020年4月4日 0時) (レス) id: 7cc850cc9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴木祐斗 | 作成日時:2020年3月20日 2時