ボーイフレンド ページ8
まだ三人が、一緒に帰っているとき、
プルプルプル
電話がなった。
『__あ、』
嗄莎のスマホだった。
「ごめん」といい、電話に出た。
その様子を治と侑は黙って見つめる。
『んあ、__hello,Leon!__oh,sorry,I can"t.___really?!__thank you!
______,yes,I'm in japan.__yes,very good!_____ok.good by!』
と、約1分半話し、やっと電話が終わった。
英語で話していた嗄莎を結構久しぶりに見たのか、驚いている。
「嗄莎って英語喋れるんやな....」
『そうだよ?初めてだっけ』
「この間も見とったが」
『ほーら』
「っていうか、誰やっけ、今電話しとった相手。レオン?やっけ?」
『そうだよ、どうかした?知ってる?』
「知っとらんけど」
『じゃあ、何?』
「仲良さそうやなあってなあ、サム」
「__せやな」
すこし治の顔が曇った。
「__仲良さそうやったな」
「そのレオンってひと、だれ?」
『ん?お母さんの仕事仲間の子供」
「ほんまにそれだけ?」
『うん!』
「なんでそんな自信満々に言うんやねん」
『だってそうだし』
と、ふくれっつらすると、
「スマホ出して」
と、侑が言った。
『なんで?』
「嗄莎とどんな関係かしりたいから」
『別に聞いても友達って言われるよ、そもそも英語話せるの?』
「まかせとき!」
と、侑が言うと、嗄莎はしばしばスマホを貸して、その様子を治とみた。
と、電話がかかり、なんだか、大変そうに話していたら、
やっと通じたのか、
「ぼ、ボーイフレンドおお?」
「yes」
と、いう会話が聞こえてきた。
日本語で、ボーイフレンド=彼氏。
それくらい知ってる侑と治は聞き捨てならなかった。
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作者名:k o k o | 作成日時:2020年10月29日 18時