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no side
いつも通りの月曜日。
でも、ひとつだけ違うことがあった。
治のいる2年1組は今日、久しぶりに嗄莎が帰ってくることを知らされていた。
そして、ホームルームの時間。
先生と一緒に、案の定、嗄莎が入ってきた。
「はいすわれー、去年もいたかと思うが、イギリスからきた、少しの間だけだけど、こっちに転入してきた宮野嗄莎さんだ、仲良くするように」
と、先生が、嗄莎に視線を投げると、
『はいっ、イギリスから来ました、宮野嗄莎です!短い間ですが、よろしくお願いします!」
と、少し上擦りながらも緊張した趣で話していた。
「じゃあ、宮野は窓際の端っこなー、隣は、角名か。教科書見せてやれー」
と、先生の言われるがままに席についた。
席に着くと、
「治の幼馴染み__」
と、角名が呟いた。
角名は、嗄莎と治らが幼馴染みということを知っていた。
『久しぶりだね、元気にしてた?』
と、マイペースに答えた。
「え、まあ..」
あまり会話に成り立っていないことにおかしく思ったが、一応かえしていた。
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作者名:k o k o | 作成日時:2020年10月29日 18時