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看病 ページ19
次の日、まだねつは治らなくて、休んでいた。
夕方。つまり、治たちが部活が終わった頃、LINEがとどいた。
“まだ、治ってへんやろ？お見舞い行くからまっとってな”
と、LINEが来ていた。
ん？熱出ているのに来てくれると？
うれしいけど、熱移しちゃうじゃん。
でも、少しでも治と一緒にいられるなら、
“うん、おねがい”
そう、送り返した。
10分くらいたったら、
「お邪魔します」
ドアをあけたからなのか、
治が来た。
お母さんは、仕事で、ちょっと出かけている。
「もう大丈夫？」
部屋に入ってくるなり、声をかけてくれた。
『まあ、少し。ありがとね』
と、言うと、「ほい」と、治が渡してくれた。
『え！？ネックレス！！』
「おん、探したらあったで、もう少しで排水溝やったけど」
『あ、ありがとう』
「ええよ」
もう絶対無くさない、そう心に誓った。
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作者名：k o k o | 作成日時：2020年10月29日 18時
