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5話 ページ6

次の日、あかりちゃんに昨日のことを話た。

あかり『え! Dreamy Crown!?Aちゃん、すごい偶然だね!今日、私行く予定なんだよっ! 』

少し興奮気味に前のめりになり身をのりだすあかりちゃん。

『え、そうなの?』
あかり『うん、どうしてもDreamy Crownのプレミアムドレスを着て今度のステージに立ちたくて!えっと、瀬名翼さん?どんな人なんだろ!きっと綺麗な人なんだろうなぁ』
『…………』

あかりちゃんが純粋に Dreamy Crownのデザインが好きで着たいと言ってるってわかってる。
でもなんでこんなにモヤモヤするんだろ……。
あかりちゃんは本気なのだ。
本気で最高のステージにしようとしてる。
私は…………それを応援するしかないんだ。

『うん、綺麗な人かな。プレミアムドレス貰えるといいね』

私はなんとも言えない笑顔であかりちゃんに微笑んだ。

『プレミアムドレスか…………きっとあの衣装だよね…………』

深くため息をつき、あかりちゃんとの会話を思い出すが、さらに深いため息が出た。
ダメだ嫌やつになっちゃいけない。
そう思いながらもやっぱりモヤモヤする。

「王冠が似合うかわいい衣装」
それが Dreamy Crownのコンセプト

あかりちゃんなら絶対似合う。
自身とドレスを輝かせる事ができる。
応援したいでも…………この気持ちなんて言うんだろう。

『でも、その方がドレスも喜ぶよ!!』
涼川『!?…………な、何してだよ一人で』

そこには教科書を持った涼川先生の姿があった。
いつも、クールな先生の驚いた顔始めてみた気がする。

『あ、ごっごめんなさい。ちょっと考え事してて……』
涼川『考え事?俺でよかったら聞くけど』
『え、あ、いや…………大丈夫です!』
涼川『お前なぁそんな強く拒否しなくても……』

少し傷付いた顔をして私への視線を外した涼川先生に私は慌てて頭を下げる。

『ご、ごめんなさい!その……もう少し自分で考えたいなって思って…………』

すると、頭上からクスっと笑う声が聞こえて不思議に思い顔だけを上にあげた瞬間、頭をクシャッとされた。

『え?え?』
涼川『お前って真面目だよな』

涼川先生に頭を撫でられてると気づくまで時間がかかった。
異性に頭を撫でられるなんて、お父さんか……せ、瀬名さんぐらいだったからだ。

涼川『まぁなんか会ったら相談しろよ』
『先生…………有難うございます!!』

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天の冠(プロフ) - ドラえ●ん(仮)さん» 有難うございます。なおしました (2015年6月30日 22時) (レス) id: 021b510eb6 (このIDを非表示/違反報告)
ドラえ●ん(仮) - 続けてコメントしてすいません。鈴川さんって『鈴』ではなく、涼しいの『涼』だと思います!更新、楽しみにしてます♪頑張ってください! (2015年6月29日 21時) (レス) id: cdc82cd8cd (このIDを非表示/違反報告)
ドラえ●ん(仮) - 凄く面白いです!瀬名さん格好いいです!続き楽しみにしてます♪更新、頑張って下さい!! (`・∀・)b (2015年6月26日 13時) (レス) id: cdc82cd8cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鳥熊 | 作成日時:2015年6月25日 22時

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