4話 ページ5
中に入ると色んな色の生地やデザインが描かれた紙がたくさん散らばっていた。
瀬名『部屋汚くて悪いがゆっくりしててくれ。今、コーヒー入れるから』
『有難う、砂糖多めでお願い』
瀬名『成長してないな』
クスクス笑いながら瀬名さんはリビングへと入っていく。
リビングへ消えるのを見送り、私は深くため息を吐いた。
『緊張した……』
話しただけなのにこんなにも心臓がドキドキいってる。
もし伝わっちゃったらはずかしいなぁ
瀬名『ほら、お待たせ』
『有難う』
瀬名『突然呼び出して悪かったな。Aにどうしてもドレスを見てほしくて』
『!?』
名前……呼ばれた。
久し振りに瀬名さんに呼ばれ心臓が跳ねたのがわかる。
瀬名さんは部屋の一角に私を案内するとそこには白鳥のような綺麗なドレスが飾られていた。
『綺麗……』
瀬名『あぁ自信作だっていいたい所なんだが、まだ完成してないんだ』
『え、完成だと思ったよ』
瀬名『いや……納得行く色が見つからないんだ』
『……そういうのいいと思う!最高な衣装を作るために一生懸命で妥協しないって格好いいよ!』
瀬名『……そ、そんな事は……当たり前の事で』
口ごもる瀬名さん。
私は衣装に目を奪われ瀬名さんの表情に気付かなかった。
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天の冠(プロフ) - ドラえ●ん(仮)さん» 有難うございます。なおしました (2015年6月30日 22時) (レス) id: 021b510eb6 (このIDを非表示/違反報告)
ドラえ●ん(仮) - 続けてコメントしてすいません。鈴川さんって『鈴』ではなく、涼しいの『涼』だと思います!更新、楽しみにしてます♪頑張ってください! (2015年6月29日 21時) (レス) id: cdc82cd8cd (このIDを非表示/違反報告)
ドラえ●ん(仮) - 凄く面白いです!瀬名さん格好いいです!続き楽しみにしてます♪更新、頑張って下さい!! (`・∀・)b (2015年6月26日 13時) (レス) id: cdc82cd8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鳥熊 | 作成日時:2015年6月25日 22時