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SJ「…………中入るか？」
「え！？ いいんですか？」
SJ「今日は踊れねぇけどな。中入った方が音楽も聞こえやすいしダンスも見やすいだろ」
そう言ってレッスン室の扉を開けたソンジェさん。
防音だったのか、開けた瞬間に爆音の音楽が聞こえてきた。
ソンジェさんに続いて中に入り、ユギュンさんが扉を閉めるのを見ながらまだ踊り続けているメンバーを見つめた。
入ってきた僕たちにメンバーの何人かは気づいて驚いた表情をしていたが、それでも踊り続けるメンバーを僕は無言で見続けた。
YG「…すごい集中力ですね。ルイくん」
SJ「やる気が伝わってくんな。」
YG「一言も喋らない…」
SJ「早く踊りてぇんだろうな。」
YG「ウズウズしてますもんね」
SJ「ルイならさ、ぜってぇ大丈夫だと思うんだけどなー…あいつら頑固だからよ」
YG「チャニョルとベッキョンが…特にベッキョンは相当ショック受けてましたからね。」
SJ「まあなー…」
「すごい集中力だねぇ君」
ダンスに目いっていた僕は近くから聞こえてきた声に驚いてバッと顔を横に向けた。
にっこり微笑んでいる男の人と目が合う。
だれ、この美男子…
「特にカイのダンスが好き？
まあメインダンサーだしあいつホントにダンスバカだからなぁ」
カイさんをあいつ呼ばわり！？
「でも、」
カイさんに向けていた目が真っ直ぐ僕に向く。
その目が細められた。
「君もダンスバカって匂いがするね」
「！」
「カイと同じ匂いがするよ君。
早く踊りたい。早くあの踊りを自分の物にしたいって。微かに体動いてたしねぇ」
うそ。気づかなかった。
ていうか…
「あの、あなたは…」
「あれ。ソンジェから聞いてない？
名前まではまだかな？」
「？」
「僕はウジン。明日から君の専属ダンストレーナーすることになってる。よろしくね」
ルイ。と微笑まれて目が点。
え、え！？
「ソンジェさんがすっごい信頼してる…」
UG「えー？ あいつ僕のこと信頼してんの？ 何それすっごい初耳ー」
そう言ってケラケラ笑うウジンさんはどう見ても僕と同じくらいの歳に見える。
そんな僕の考えがわかったのか、ウジンさんは笑うのを止めてまた微笑んだ。
UG「童顔だからよく間違われるけど、僕ソンジェと同じ29歳だからねー」
「え！？」
UG「ソンジェと同期なの。
ていうか高校の時からの腐れ縁〜」
「そうなんですか…」
高校のときから…なんか濃いな。
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yuki(プロフ) - 始めまして。EXOなっちゃいました1はないんですか？ (2017年11月5日 11時) (
レス) id: 62e8510740 (このIDを非表示/違反報告)
pinkpanda(プロフ) - 読みながら感情移入してしまって泣いてしまいました。続き楽しみです！頑張ってください！ (2017年1月1日 13時) (レス) id: 5e202ad6fe (このIDを非表示/違反報告)
もこらいおん(プロフ) - こんばんは。この話とっても見入ってしまい、主人公の気持ちになり思わず泣いてしまいました。とってもいい話です！！ほんとに応援してます。頑張ってください！！！ (2016年12月17日 1時) (レス) id: e5e915468d (このIDを非表示/違反報告)
ミキ(プロフ) - はじめまして。コメント失礼します。読みながら泣いてしまいました。先の展開が凄く気になります。更新頑張ってください。楽しみに待ってます！ (2016年12月17日 0時) (レス) id: bbbf60b42a (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 初めまして！この話を読んですぐお話の中に引き込まれました！続き待ってます！更新、頑張って下さい！！ (2016年12月14日 21時) (レス) id: b69e4f71c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あお | 作成日時：2015年5月28日 0時
