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『……ピアノ弾いてくる！』
そう言って昼休み教室から抜け出した
村松「めっずらしーー」
狭間「そうね」
吉田「…アイツが悩んでるの久しぶりにみたな」
寺坂「あいつもあいつなりに大変なんだろうよ」
矢田「ピアノ聞いてこようかなー」
不破「そんなことしなくてもいいんじゃない？」
矢田「え？？」
速水「ここは古びた校舎。防音室じゃないから
聞こえてくるわよ。」
矢田「あー！！なるほど！！」
自分の席から離れようとしていた矢田は
安心したように席に戻った
木村「音楽とか分かんないけど、
何気にあいつさ音楽に触れている時が1番イキイキしてるよな！」
菅谷「それは思ってた」
竹林「”音楽は世界を変える”ってね」
竹林のメガネが光った
〜〜♪〜〜♪
矢田「あ、ほんとだ聞こえてきた。」
不破「これは子犬のワルツね」
岡島「西園寺！女子アイドルの曲流して！」
……
音が止まった
前原「無茶ぶりだろ！」
磯貝「やっぱり楽譜ないと難しいじゃないか？」
しかし予想は裏切った
〜♪〜♪♪♪
岡島「お！！これは！！」
前原「AKC48！！なつかし！！」
竹林「アニソンメドレー……」
……
するとまた
♪〜♪〜
竹林「！！」
茅野「なんかリクエストコンサートみたいだね」
クラスのみんなは微笑んでいた。
ーーーーー
『きゃはー！久しぶりだねーピアノちゃーん！』
イリ「……うわ」
『そこ！引かない！！』
イリ「十八番とかないの？？」
『子犬のワルツかなー？』
イリ「お、いいじゃない！ぜひ聴きたいわ！」
弾いていくとリクエストの声が聞こえてくる
アイドルだのアニソンだの
まぁ、リクエストは答えるものだよねー！
昼休みの時間は全部ピアノを弾いた
殺せんせーが動画撮ってたとか知らん
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