白鳥沢学園のマネ 4 【ハイキュー！】【白鳥沢学園】 (ページ42)

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『え、なんですか？』

「だからレポート」

『え、なんの？？』

「ユース合宿行ったろ？？それのレポート」

自習の時間にその教科担任の先生から廊下に呼び出された。なんだなんだ。と周りからも言われたが私が1番謎だった。話を聞くと経験したことは全部資料にまとめなきゃ行けないらしい。
若利も通った道だそうだ。

『え、めんど』

「シバくぞゴラァ」

だって、事実じゃん。

「ユース合宿に行ったんだ。何もかも違っただろうが」

野球部の顧問をしている先生なのだが、何度も甲子園に出場している。だからなのか、目が鋭い。

『確かに違った。』

「じゃあ、何がどう違った。」

『バネもパワーもテクニックも、桁違いの子ばかり。でも、
白鳥沢(うち)も負けてないなって思った』

「それは何故だ」

『みんなバレーが好きだもの。』

「好きという理由は強さの証明にはならない」

『それは時と場合による。
最後の一歩を踏み出すチャンスにも変わる。
私は何度も経験してきたから、』

「……もし、お前なら。天才と秀才をどっちをとる」

『if？』

「そうだ」

『天才と秀才の差を見てからじゃないと分からないけど、
私は秀才をとるよ。』

「それは何故だ」

『天才でも秀才には負ける』

例え飲み込むのがどれだけ早かろうが、上達速度が早かろうが、折れれば意味ないの。でもね、天才は折れることはしようとは居ないし。秀才は折れた時の修復の仕方を1番理解している。

折れない。ということを前提に
折れた。ということを前提に

若利は前者
日向くんは後者

こんな感じなんだろうな。

「_言うじゃねぇか!」

『…先生も、肩痛かったら無理しない方がいいよ。
右と左の肩の位置が違いすぎる。悪目立ち。痛みは無さそうだけど、関節の使い方ミスれば肩死ぬよ？

自主練ほどほどにしないと。』

「！」

なぜ分かった。
という瞳をしている先生。顔に出ているんだよなぁー。

『マネージャー舐めないでよね〜』

伊達にマネージャーしているわけじゃないんでね。
誰があのオーバーワーク気味のバカたちをまとめてきたと思ってるのさ。いい加減みんな、しばいたろうか。