白鳥沢学園のマネ 4 【ハイキュー！】【白鳥沢学園】 (ページ24)

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『えぇと、資料と。スポドリと、サポーターと……』

何がいるっけ。と脳で考えながらも
私の手つきに迷いはなかった。

でも以前と、今までと何かが違うことがあった。

メンバーが違う。。

今まで練習をしてきた顔つきや習慣が違う、
育った環境が違えばやってきたことが違う。

「呼ばれてないのにすげえよな」

「俺一瞬中学生かと思ったよ、
ジャージ来てなきゃ分かんなかった」

「近くで見ると思ってたよりほんとちっせぇ」

そうよね。小柄な彼が最強の囮。
圧倒的な存在感を放つ彼が囮。それを忘れてはいけない。
光と陰の存在を。光ばかり見ていれば足元や周りは見えないのだから。見えるはずがないのだから。

日向翔陽という164cmの背丈をどれほど
メリットとして動けているのか。それはチームが証明した。

金田一「なんだよ、入れればいいじゃねぇか
烏野のチビ1人くらい」

五色「ボコボコにしてやる」

黄金川「青根さんの認めたやつはやることが違うぜ」

選ばれなかったら選ばれに来ればいい。

そんな風に言っているように見えた。

彼の行動が。

彼の発言が。

本当に

面白くて、ムカつく。

昔の私と違いすぎて、彼を見てると
闇にでも落ちそうだわ。

『__Simple is best』

鷲匠「……」

彼は本当にSimpleなのだろうか。

鷲匠「影山のいないアイツに価値は感じない。」

『………』

そんなはずは無い。

と言い返せないことに腹が立った。

影山がいてこその日向が輝くのだから。
日向と影山という2人をかけ離してはいけない。

誰一人欠けてはいけない。

本能からそう言っているようであった。