白鳥沢学園のマネ 4 【ハイキュー！】【白鳥沢学園】 (ページ16)

今日:3 hit、昨日:14 hit、合計:68,555 hit

16 ページ16

【お待たせ致しました！フィナーレを飾るのは3年生ミスコン優勝者によるファッションショーです！】

司会のアナウンスと同時に
ステージへ足を踏み入れた

『……』

ヒールの音をコツコツと鳴らしながら
ロードを歩く私

きゃーーーー！！！！！

天童「うわぉ。1番大きいよ、歓声」
白布「さすが先輩ですね」

「オフショルダーのＡライン？
しかも、黒色！？」

ロードの奥を歩ききった後、
そして、私は更に服を掴み、
その場で右回転する。

そして、掴んでいた服を地面へと

「は！？プリンセスライン！？」

生徒会長は驚いていた。

「黒から赤色よ！！！」

「早着替え見てるみたいっ！」

歓声は見るという行為を楽しんでいた。

瀬見「まじか」

川西「流石です、先輩」

服を剥ぎ取っているのではないのか？？

それなのにボリュームが盛って出てくる

なんで？？

と誰もが思うだろう

これは及川との作戦にあったのだ。

まぁ、後で話すとして、
今はこの機会を楽しもう

オフショルダーのＡライン黒色

↓↓↓

ハートカットのプリンセスライン赤色

「一体、どうやって＿」

会場は工夫という点と技能という点の持ち合わせにおいて3年生、Aのポージングを見て歓声を出すことにしか出来ないのである。

1年生「＿綺麗というより気品を感じる」

2年生「優雅という名の美しさ。」

手を見開いて口を開けたまま
1年生と2年生の子達は

3年生の様子を見ていた

3年生は後輩に教えなきゃいけない

それは2年生でも同じ

3年生という武器を使い

後輩に伝統と技能と思い出を託すのだ

1年しか違わなくても

2年しか違わなくても

3年という武器を持って
後輩が未来に羽ばたける今へ

＿＿3年生の底力を思い知れ

なんて微笑む

「「！」」

天童(これは決まっただろうね)
瀬見(アイツこわ)

「綺麗になったなぁ、泣き虫やったあの子が」

従姉妹は呟いた。

後ろで手を引かれながら泣いていた子が
あんなに堂々と美しく咲き誇っている。

＿＿成長したなあ、A

瞳にはうっすらと雫が落ちた