白鳥沢学園のマネ 4 【ハイキュー！】【白鳥沢学園】 (ページ37)

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「おい、お前」

『んー？』

いきなり声をかけられたかと思えば星海君であった。
おっとこの子は年上に対する礼儀でも知らないのか。何を教わって来たんだよ。部活は技術だけをあげるのでは無い。経験も人生体験も豊富にしないとダメなんだよね。

星海「俺をみたことあんのか」

『それよりもさ、あんた敬語は？
歳上に話しかける時は常に敬語。常識を知らないような人間に時間を割くつもりはないんだけど。

これ以上タメ口で話すんなら散って。
うざい、耳障り』

星海「！！」

宮(北さんの従兄弟はん、こわいわぁ)

鬼嫁ってあだ名付けて何が悪いん。

そう宮侑は言っているように、表情が豊かであった。

星海「す、すみませんでした。。。」

『うん、素直な子は嫌いじゃないよ。
でも、時と場合を弁えろ？分かった？』

星海「うっす。」

おおー、。あいつを黙らせた！

なんて心の中で感激を受けている者もいた。

『で、あなたを以前に見たことがあるか。だったけ？
それはリアルでの話？』

「……」

返事をするのは諦めたのか頷く彼。
ハキハキした声の人は嫌いではないけど、耳が痛くなる。
正直に言ってムカつく。一生懸命に励んだからといって結果が着いてくるわけじゃない。時には冷静さも必要なんだよ。
人生経験が豊富じゃないのが垣間見える。

『リアルでは見たことないよ。
ここに来てからは見てるけど。それがどうしたの？』

「……」

今度は黙ったまま。

『ココに選ばれている人達は何かしら何かに特化している人｡
それは貴方もよ。

でも、やっぱり私はあなたの強みというものが
バネしかないように見えるの。

瞬発力もパワーも闘争心も。
あなたの上に立つ人は沢山いる。

ここでの経験を生かすも殺すも貴方次第なの。

ただ人の上に立つことの達成感や王者感を
味わっているだけじゃ、

足元すくわれるわよ。』

私たち白鳥沢も足元をすくわれた。
烏野という元強豪に。
絶対王者と言われる私たちが倒されたのだから。

上には上がいる｡

高校入っての
驚き悲惨な思い出となった。

神の助け

言霊

そんなの期待出来ないから。