#24 ページ25
あの後マネちゃんズの部屋に戻って、少しの間雑談をしていた
「 じゃあそろそろ行こっか 」
「 午後はオールコートで2試合ずつだけだし、頑張ろー 」
少しだけ肌寒くなったから私はジャージの上を着ながら廊下を歩く
私達の前を青城メンバーが歩いていた
「 そういえば、瑞原さん、他の高校の主将さんと、大丈夫ですか? 」
『 うーん、正直言うと、好きではないよ。まぁ今までのがあるからさ。でも嫌いってわけじゃないし、なんか、こう、……めんどくさいね 』
「 でも音駒の黒尾は謝ってたよね 」
『 ちょ、見てたんですか!? 』
「 ふふふ、“なんのことでしょう”、ってね!やだ男前〜!! 」
雪絵さんはニヤニヤと口元を緩ませて私の背中をトントン、と撫でた
いいじゃん、かっこよかったよ〜 と言われても、人に見られていたとわかった瞬間に恥ずかしくなるもので
私は全身が一気に暑くなって、着ていたジャージをもう一度脱いだ
『 もうやだ!忘れてください!! 』
「 えー、いいなー、私も見たかったー 」
「 私も」
『 潔子さんまで… 』
「 Aちゃんの事だから、知りたいんだよ 」
『 潔子さん好きです!!!!! 』
思わず廊下で大きな声を出してしまうほどに、今の笑顔は神々しかったので仕方がないとしよう
体育館の重たい扉を開けると、体育館のど真ん中にネットが建てられていた
「 じゃあそれぞれ頑張ろうね」
「 はい!! 」
『 もちろんです! 』
じゃあ とそれぞれが持ち場に戻ろうとした時、私の両肩に手が置かれた
ゴツゴツした大きな手
「 Aちゃーん、行こっか、青城のベンチ 」
『 げ……じゃなくて、及川さん 』
「 ちょっと、今 げ って聞こえたからね!? 」
『 私、1人で歩けます 』
どちらかというと、1人で歩かせて欲しい
筋肉痛だから、普通に歩くと足に激痛が走る
「 いーのいーの、照れないで! 」
『 いやガチめに岩泉さん呼びますよ 』
「 なっんでそういう事言うの!!及川さんだけでいいじゃんか!! 」
『 はぁ? 』
何言ってんだこの人
「 ………早く気づけよばーか 」
『 誰が馬鹿ですって? 』
「 なんでもないっ! 」
1236人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふぐひらめ - 年、組、名簿番号がぴったり以前の私と合ってて笑いました (2023年1月2日 7時) (レス) @page15 id: f76242864c (このIDを非表示/違反報告)
メイメイ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2022年12月22日 19時) (レス) @page41 id: 816b6fd3b1 (このIDを非表示/違反報告)
TUGUMI(プロフ) - めっちゃ面白かったです!更新楽しみにしてます。 (2020年11月26日 20時) (レス) id: b6b6b260bf (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - ハンドクラップを学校の先生の誕生日会で30分やりました!次の日筋肉痛で歩く度にうめいてたので友達に笑われてましたwww (2020年8月15日 22時) (レス) id: e52bd3eefd (このIDを非表示/違反報告)
みー - めっちゃ好きです(^ー^) 更新楽しみに待ってます!! (2020年8月10日 21時) (レス) id: 308ccef0fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くるふ | 作成日時:2020年8月4日 15時