【HQ】スマホ壊れたから髪切った

#２ ページ3

体育館に来る前に、部室の鍵を借りてスクイズは持ってきてたから、今は水道に向かうだけ






「 あ、Aちゃん！一緒に行こ 」






後ろから駆け足で追いついた着替え終わった潔子さん








『 すみません、2年生組と話してたら時間食っちゃって、 』






「 全然大丈夫だよ、ほら、まだ時間に余裕あるし 」







お優しい潔子さん…好きです！！！




潔子さんは私の持つスクイズが入ったカゴを見ると、私持つよ、って



このくらい持たせてください潔子さん！！！！！








水道に付いた私はスクイズに粉を入れて、水を入れて、とにかくシャカシャカ振りまくっていた



実を言うと、私はこれのおかげで二の腕のたぷたぷが無くなりました。割とマジで







「 それでね、この前＿＿＿＿ 」




『 え、まじですか！ 』






何気ない話をする事10分弱



全てのスクイズが満タンになった



こりゃ重いぞ







「 ちょ、Aちゃん、そっちの方が重いでしょ？持つよ ｣




『 大丈夫ですよ！私、力は人並み以上あるので！さ、行きましょ！ 』






私がスクイズ、潔子がタオル等をそれぞれが持って体育館に入る





そこには既に他の部員も集まっていた






「 だぁかぁらぁ！！ホントなんですって！！！瑞原の髪がバッサリ短くなってて、超顔が可愛いんですよ！！！！！ 」







「 いやでも、俺らきちんと瑞原の顔見た事ないし…なぁ 」







「 おれ、瑞原さんの顔見てみたいです！！ 」









『 お疲れ様、です。えっと、なんの騒ぎですか？ 』








「 はぁ”ｯ！！！ﾐｽﾞﾊﾗｻﾝｯｯｯ 」






『 田中がいつもに増して気持ち悪いんだが 』





「 んん”ｯｯｯ 」





『 あはは、超キモイ。踏み潰すぞ 』






是非ともよろしくお願いします！！！と私の足元に寝転がった田中はもうダメだと思う


ほっとこ







「 えっと、本当に瑞原…？ 」




『 はい！瑞原Aです！ 』





怪しげに聞いてくる澤村先輩には笑顔で答えてあげた






「 俺、初めて瑞原の顔見たかもしんない… 」




「 俺もスガと同じだよ… 」



「 なんの風の吹き回しですか 」





と言う月島は高い身長で私を上から見下ろしてくる


心も体もでっかいとは、なんという事だ






『 スマホ 』




「 はい？ 」




『 スマホ、壊れたから。それで切ったの 』




「 いやいや、全く理由になってませんけど 」






お前めんどくさい奴だな

#３→←#１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す