３ ページ6
雅「やあ、久しぶりだね？ボスざるとその子分さんたち？」
月影くんがそう言うと、クラスの皆がざわついた
女「は？」
男「つ、月影雅？！」
貴『…まだ、懲りてなかったの？』
女「す、硯Aまで…」
女「おい、一応聞くけどそのボスざると子分って私らのこと？」
雅「あれ？知らなかったの？君たち、クラスの皆からそう呼ばれてたんだよ(ｸｽｯ)」
男「は、はあ？！」
女「ふざけんな！！」
貴『別に、ふざけてない。事実』
女「いい加減なこと言ってんじゃねぇよ！」
雅「いい加減もなにも本当のことだよ？」
女「…チッ、行くよ」
貴『…』
雅「ふぅ、大丈夫？石森ちゃん」
また、助けてもらった。中学の時から何も変わってない。…ダメだな、私。
貴『…遠藤さんたち、行こ。雅と石森さんも』
あ「あ、うん！そうだね！」
界「…」
・
・
・
羽「…」
界「変わらなきゃ変わらなきゃって、気を張りすぎてプレッシャーになって、逆に呪いをかけてるみたい」
羽「！？」
み、三浦くん！？なぜ図書室に…？
界「…うざ」
羽「ご、ごめんなさい」
界「謝んな」
羽「ごめんなさ、、あ…」
折角、変わろうと思ってたのに…！！
ガタッ
羽(…ほら、高校でも何とも思わない)
今までと、何も変わらない。思うと余計に辛くなるから、石みたいに。
界「なんかリアクションしろよ。誰かに言えよ、"助けて"って」
羽「、、誰、に？」
界「っ！」
真聖学園に受かってさえすれば、穏やかな毎日はきっと保証されていた。…でも、硯くんが、、、
羽(本当は八美津高校に行きたかった。でも…)
ドンッ
女「やだ、外で石に会っちゃったぁ」
男「あ？何お前、真聖いくの！？」
女「超似合ってんじゃん、このクソダサい制服笑」
男「ぶははっ！！！」
羽「っ」
何も言えずに俯いていると、誰かが私の前で立ち止まった
貴『…』
顔を上げると、そこには硯くんがいた。彼は何も言わずに真聖学園と八美津高校のチラシを拾って見つめる
貴『…こっちのが似合う。俺も、行くところ』
羽(、、え？)
雅「A！何してるの、ってあれ？石森ちゃん？」
貴『…何でもない』
…いつも助けてくれる、とてもキレイな男の子。試験中手が、動かなかったよ。
硯くんは覚えていないかもだけど、私にはあれが全てで、乗り越えられる。…だからどうか、もう一度勇気を、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜姫(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2021年3月12日 19時) (
レス) id: 670fa4772c (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - 続きが気になります！更新頑張ってください！ (2020年12月30日 22時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：迦楼羅 | 作成日時：2020年10月5日 12時
