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「はい生ビール4でーす」
指に通したジョッキを、豪快な音を立ててお客様の前に置く。泡が溢れそうなほど揺れて、アルコール臭が鼻を掠めた。
ふと、彼らのパソコンの中に、見覚えのある顔を見つけた。ありがとねーという声のドサクサに紛れて、あくまでも接客の一つとして、画面を覗き込む。
「KODZUKEN、お好きなんですか？」
何を隠そう、というかもうバレているかもしれないが、私はKODZUKENの大ファンなのである。動画の内容は毎度必ず面白いし、顔面、声がともに保養。私にとっては非の打ち所がない存在なのだ。
だから分かってほしい。昨日の出来事は、いわば推しのアイドルを街中で見かけたようなものなのである。発狂しなかっただけ私は偉い。
そして、駅ナカに推しのポスターが貼ってあったら立ち止まって写真を撮るように、店のお客様がKODZUKENの動画を見ていたら私だって覗き込みたくなる。反射みたいなものなんですゴメンナサァイ。
心のなかで自己弁護を重ねつつ動画に見入っていると、上から後頭部を軽くチョップされた。
「A......さん、仕事中っす」
「げっ、太一ぃ......」
「家帰ってから見ろよ」
「敬語使えアルバイトめ」
まあ正論なんすけどね。
真顔を崩さない彼は川西太一。この居酒屋のアルバイトの大学4年生。
「いーじゃんタメだし」
......であり、高校、大学、ともに同級生。高校時代からかなり仲が良くて、大学は一緒に東京に出ることを決めた。しかし、卒業後はこの店で働こうぜーと約束していたにも関わらず、留年しやがった輩がいたので、今は私のほうが先輩なのである。
「仕事中は駄目」
「じゃあ仕事中KODZUKEN見るのも駄目」
「うぬん......」
「諦めましょうよ」
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イルカ(プロフ) - おいもさん» ありがとうございますー！研磨かわいいですよねー！これからもよろしくお願いします！ (4月27日 13時) (
レス) id: 627e4a2f4a (このIDを非表示/違反報告)
おいも - KOZUKENN大好きなのでとても嬉しいですこれからも頑張ってください！ (4月19日 20時) (レス) id: 816ead7d63 (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - ナノハナさん» コメントありがとうございます！これから先は面白いを超えてカオスが待ってます笑。今後もよろしくお願いします！ (3月29日 10時) (レス) id: 627e4a2f4a (このIDを非表示/違反報告)
イルカ(プロフ) - きのこさん» 分かるうううううう！ます！コメントありがとう！ございます！ (3月29日 10時) (レス) id: 627e4a2f4a (このIDを非表示/違反報告)
ナノハナ - あっははは！ナニコレ始まりから面白いwww応援してます！！ (3月27日 20時) (レス) @page2 id: 137f80559f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イルカ | 作成日時：2024年3月23日 19時
