百七十三時間目 ページ29
進路を母に話した
母「好きにするといい」
その一言で終わった
それは無関心と言われればそれで終わる
私にとって母の言葉はとても明るく聞こえた
母「和雅には私から言っておくわ。あっちには有名な薬科大学があるからそこに入るのね」
A「お心ずかい感謝します」
嬉しい
離婚していなかったらこうはいかないだろう
病状は安定しているし
このまま薬が効いてくれれば私は自分のやりたいことが出来る
朝
気分が良かった
A「おはよう。業」
後ろ姿で分かる赤髪くんの肩を叩く
業「っ」
業に驚かれる
A「あれ?」
人違いをしたかと思うほど距離を取られた
業「Aか」
A「うん。そうだけど」
業「…おはよ」
普通に挨拶をされる
今のは何だったんだろう
教室
杉野「渚の母ちゃんかぁ…キツイ人だよなぁ」
渚「殺せんせーは任せとけって言うんだけど…」
イリーナ「担任役私がやろうか?」
渚「え!?」
凛香「だめよ。うちらの名目上の担任は烏間先生。親同士で話が合わなくなっちゃう」
イリーナ「そっか…」
?「ふっふっふ。むしろ簡単さ。私が烏間惟臣になり済ませばいいだけのこと」
渚「殺せんせー?」
殺せんせー「おう!わいや!わいが烏間や!!」
殺せんせーが烏間先生の変装をしながら教室に入ってくる
岡島/木村「再現度ひっく!!!!」
カエデ「何よ!その眉間の落書き!!」
殺せんせー「烏間はんのにひるさを演出したんや!そっくりやろ!」
前原「なんで腕がソーセージみたいになってんだよ!!」
殺せんせー「烏やんのガチムチ筋肉の再現やがな!!」
A「渚くん」
渚「真禅院さん…」
A「立ち向かって」
渚「え?」
校舎から見える人影
キッチリした女の人だ
木村「あの人が渚の…」
岡島「結構美人だな」
前原「けど確かにキツそうだ」
頑張れ…渚くん
教員室
広海「初めまして。私塩田渚の母でございます」
殺せんせー「まぁどうぞお掛けください。渚くんも。こんな山奥まで大変でしたでしょう。ささっ。冷たいジュースでも…」
渚くんが微妙な顔をする
あの完成度が精一杯だったんだよ…
殺せんせー「それにしてもお母様…お綺麗でいらっしゃる。渚くんも似たんでしょうかね」
渚くんのお母さんの雰囲気が変わった
………………………………………………………………
次回、理想
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yuu(プロフ) - 麗さん» ありがとうございます!!ノロノロですがこれからもよろしくお願いします!! (2019年2月10日 10時) (レス) id: 5dc842c5b3 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 初めまして、麗と申します。 作者様、一言申し上げても良いでしょうか?…………控えめに言って最高です!一気に読ませていただきました。とてもとても素敵です! (2019年2月6日 17時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - 一匹狼さん» そんなに褒められたらずに乗りますよ!?毎度毎度ありがとうございます!! (2017年7月17日 18時) (レス) id: 5dc842c5b3 (このIDを非表示/違反報告)
一匹狼 - 初めまして!一匹狼です!あの、一言いいですか?……最っ高過ぎます。(;・∀・)← すげェッスよ。マジで← (2017年7月17日 7時) (レス) id: 0ae5f44b77 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ナナさん» 初めまして!のろのろ更新ですがよろしくお願いしますヽ(*´∀`)ノ (2017年7月16日 23時) (レス) id: 5dc842c5b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白石香本乃 | 作成日時:2016年9月9日 23時