暗殺教室 校長の娘 続編 3

百六十九時間目 ページ25

殺せんせー「さぁさぁ！皆さんさん！2週間後は二学期の中間テストですよ！」

黒板には色とりどりなチョークで

『対！二学期中間テスト。苦手科目強化特訓』

と書かれている

もうそんな時期か…

殺せんせー「いよいよ！A組を超える時が来たのです！！熱くいきましょう！熱く！！熱く！！！」

岡島「暑苦しい！！！」

殺せんせーはまた高速分身をして私達に勉強を教えてくれる

中学生でいられるのもあと5ヶ月

殺せんせーを殺さなきゃいけない期間もあと5ヶ月

殺せなかった時私達が生きていられる期間もあと5ヶ月

なぁんだ…

あと5ヶ月か

長かった3年間

殺せんせー「リベンジです！！」






まだ残暑が残る昼

エアコンが効きすぎている訳ではないのにその部屋だけは一段と涼しく感じる

理事長「松村さん」

A「はい」

理事長「そろそろA組に戻ってくれないか？」

A「…私はどちらでも」

理事長「A組の生徒に勉強を教えて欲しいんだ」

A「それは学秀が…」

理事長「もう頼れるのが君しかいないんだよ」

A「…防衛省はよろしいのですか？」

理事長「テスト期間だけ戻ってくれたまえ」

A「分かりました」





そして2週間

学校へ行けばクラスメイトに勉強を教え

家に帰れば自分の勉強をする

今まで教えてもらう側だったから教えるのがこんなに大変だとは思わなかった…

学秀「大丈夫か？」

久しぶりに二人で話しをするように感じる

A「大丈夫だよ」

学秀「顔が疲れてる」

A「それはみんな同じ」

学秀「理事長に何か言われたのか…」

A「…あれは性根なのか。もう一度挫折を経験しなきゃ直らないと思う」

学秀「…理事長を挫折させることが出来る奴がいれば俺達も幾分か楽だ」

A「そう…だね」

そんな存在はいないのは分かってる

虚無に頼っても虚しさだけが帰ってくるだけだ

数学の教科書を眺めながら

また1つ薬を飲んだ






中間テスト後

E組の成績を見ると結果は惨敗

E組の大半はトップ圏内から弾き出されていた

殺せんせーが手を抜くとは思えない

何かE組にあったんだ…

久しぶりの旧校舎の道を進む

今回の結果に少々ご満悦な理事長がやっとE組に返してくれた

A「何が次も頼むよ…だ」

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次回、死神

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