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結局、かつての同僚たちとは新しい連絡先を交換して別れた。
「ただいま〜。」
漸く戻れた工藤邸。
「やっと解放されたか。」
変装を解いた秀一がお出迎えしてくれる。
「うん。まさか銀行強盗に合うだなんてね。」
「嗚呼。とんだ災難だったな。美味しい紅茶でも淹れてあげよう。」
秀一はキッチンへと向かった。
「ふぅ。疲れちゃった。今夜外食でもする？」
「それは良い考えだな。行きたい場所でもあるのか？」
私は頷く。
「ほら、コナンくんが居候している毛利探偵事務所の下にあるポアロっていう喫茶店！
なんかね、刑事部の皆も御用達みたいで！イカスミパスタが美味しいって教えてもらったのよ！」
私の言葉に何故か秀一は一瞬固まった。
しかし、次の瞬間にはいつもどおりの秀一に戻る。
「あそこか…。構わんだろう。何回か行ったことはあるが、中々に良い店だぞ。」
「本当？楽しみ！」
そして夜。
私と昴はポアロへと向かっていた。
「あ、ここね！」
いかにも地元の喫茶店、といった感じの可愛らしいお店だ。
店内に入ると、看板娘、といった感じの女性が出迎えてくれた。
「いらっしゃいませ！お好きな席へどうぞ！」
私達は壁際のテーブル席に座った。
私達の他には地元の常連さんらしき人が何人かちらほらいる。
「わぁ、結構メニューが充実しているのね！」
私はメニューを見て目を輝かせる。
「あ、安室さん！休憩終わったなら、あそこのお客様のご注文を取りに行って下さい！」
先程の女性の声がする。
このカフェは彼女のワンオペではないようだ。
「はい！今向かいますね！」
男性の声だ。私はその声に聞き覚えがあった。
何だか昔の記憶だ。
まさかね…。
そしてその声の持ち主が私達のテーブルに来た。
「おや、沖矢さんじゃないですか。今日は女性を連れてデートですか？学生だというのに良いご身分ですねぇ…。」
ん？？明らかに私ではなく昴に敵意がある様子だ。
私はその男と目を合わせた。
「「…！！！」」
柔らかな金髪に特徴的な碧い目。
忘れるわけがない。
降谷零だ。
降谷も私に気がついたようでフリーズしている。
何で降谷がこんなところにいるんだ。
警察学校を主席で卒業した降谷が。
…そうか。
これで確信が持てた。
彼らと連絡が取れなくなっていた理由。
私はにっこり笑うと、降谷…安室さんに微笑んだ。
「はじめまして。とても素敵なお店ですね！」
降谷はその一言で全てを察したようだった。
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やっち(プロフ) - 終わりですか？ (2022年6月25日 18時) (
レス) @page43 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
暁月真愛(プロフ) - ayaさん» ハマっただなんて…！嬉しすぎるお言葉です！！これからいよいよクライマックスに迫ってくるので、是非楽しんでくださると嬉しいです(*^^*) (2021年6月14日 7時) (レス) id: e1d6d9168c (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - はじめまして！とても面白いくてめちゃくちゃハマりました！松田さんはどんな気持ちで天国から見てるのか気になります、、（；＿；） (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4bc46bbce4 (このIDを非表示/違反報告)
暁月真愛(プロフ) - 紗那さん» まさかあんな3秒クオリティの前文で興味を持ってくださるとは…！嬉しい限りです！！テスト頑張ります…泣 (2021年5月23日 22時) (レス) id: ffc33c4c65 (このIDを非表示/違反報告)
暁月真愛(プロフ) - ふくろうさん» 先日もコメントをくださってありがとうございました！おあずけしちゃいましたね…笑 是非楽しみにしていてくださると嬉しいです！ (2021年5月23日 22時) (レス) id: ffc33c4c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暁月真愛 | 作成日時：2021年5月16日 17時
