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ただでさえ大きい目を更に見開いているのはかつての同僚、美和子。

「え、片瀬さん?!」

後ろからも聞き覚えのある声。

「あ…。白鳥くんだ…。久しぶり?」

振り向けば、またしてもかつての同僚、白鳥任三郎。

「全く…。久しぶり?じゃないでしょ!!」

白鳥くんは私の腕をガッチリと掴んだ。

「突然連絡先も変えて…。どれだけ心配したと思っているんですか?!

これも何かの運命の悪戯です。じっくりと聞かせてもらいましょう?」

私は引きつった顔をする。

昴に助けを求めるが、昴は若い男性刑事に事情聴取をされていた。

「白鳥くん。しっかり捕まえておいてね?何なら手錠、いる?」

不気味なくらいな笑顔で手錠を取り出す美和子。

「いや、大丈夫!!逃げない、逃げないから!!ね?」

流石に現役刑事に勝てるわけがなく。

私は潔く降参したのだった。


そして連れて行かれたかつての職場。

相変わらず男臭い。

私はFBIとのことは隠して、退庁してからのことを話した。

「じゃあ、今は昴さんの恋人なんですね?」

美和子は相変わらず物分りが早い。

「まぁ、そういうことになるかな。」

私は疲れ切った顔をして頷く。

何せ、ここまで話すのに、かつての同僚たちがひっきりなしに私を見に来て、その度に話を中断させられていたのだから。

目暮警部なんて、泣いて再会を喜んでくれた。

本当に良い上司に恵まれていたんだなぁ、と実感する。

それにしても…、私に構っているほど大概暇じゃないだろう?!警視庁!!

由美を追い出すのに一体何分かかったかしら?!

「コーヒーです。どうぞ。」

ホットコーヒーを差し出してくれたのは高木くん。

そりゃあ、何年もいなければ新人の一人や二人、いて当たり前だろう。



「あ…、そういえば伊達は?相変わらず捜査一課なの?」

私の何気ない一言。

でも、美和子と高木くんはピタッと動きを止めた。

「…。伊達さんはね…。」

美和子の口調が全てを物語っていた。

「まさか…。」

嫌だ、そんな。嘘でしょう?班長、貴方まで。

「捜査中の交通事故で亡くなられたんです。…僕の目の前で。一年前のことです。」

高木くんが美和子の言葉を引き継いで教えてくれた。

頭の中が真っ白になる。

あの殺しても殺せなさそうなタフな男が?

交通事故で?

そんな。有り得ない。

「ねぇ?!嘘でしょ、嘘って言って!!!」

私は美和子の肩を揺さぶるが、彼女は項垂れるままだった。

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やっち(プロフ) - 終わりですか? (2022年6月25日 18時) (レス) @page43 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
暁月真愛(プロフ) - ayaさん» ハマっただなんて…!嬉しすぎるお言葉です!!これからいよいよクライマックスに迫ってくるので、是非楽しんでくださると嬉しいです(*^^*) (2021年6月14日 7時) (レス) id: e1d6d9168c (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - はじめまして!とても面白いくてめちゃくちゃハマりました!松田さんはどんな気持ちで天国から見てるのか気になります、、(;_;) (2021年6月13日 21時) (レス) id: 4bc46bbce4 (このIDを非表示/違反報告)
暁月真愛(プロフ) - 紗那さん» まさかあんな3秒クオリティの前文で興味を持ってくださるとは…!嬉しい限りです!!テスト頑張ります…泣 (2021年5月23日 22時) (レス) id: ffc33c4c65 (このIDを非表示/違反報告)
暁月真愛(プロフ) - ふくろうさん» 先日もコメントをくださってありがとうございました!おあずけしちゃいましたね…笑 是非楽しみにしていてくださると嬉しいです! (2021年5月23日 22時) (レス) id: ffc33c4c65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:暁月真愛 | 作成日時:2021年5月16日 17時

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