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ごめんなさい ページ3

梨々愛side



「出てってよ」


一瞬、理解ができなかった。
出てく?ここを?
私は驚いた。なぜなら、母は私を必要としてくれると思っていたからだ。
え?なぜ暴力を受けているのに、そんなことが言えるのかって?
そんなん簡単じゃないか。
母は、ストレスを発散するために私を殴っている。
殴るという目的で、私を欲してくれている。
だから私は、嫌われてはいても、この家からは追い出されないかと思っていた。



なのに・・・



呆然と立ち尽くす。
気が付くとドアは閉まっていた。
ドアノブを回す。やっぱり開かない。
私はドアに向けて話しかける。
なんども、ごめんなさいって。

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次から、歌い手さんが出てきます!

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作者名:未零 | 作成日時:2018年9月5日 21時

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