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梨々愛side
私は、話し終わってからしばらく泣いていた。
真冬さんは私が泣いている間、ずっと抱きしめていてくれていた。
久しぶりに感じた暴力以外から感じるの人の体温は、とてもあたたかく感じた。
私はとても心地よくて、つい、ずっとこうしていたいと思ってしまった。
抱きしめてくれているまふまふさんの腰に手を回し、ギュッと力を入れた。
真冬さんは優しく抱きしめ返してくれた。
不安が一瞬でふき飛んだ。
安心して目を閉じると、耳元で
「行く場所がないなら、僕の家においで?
君のこと守るから・・・。悲しくさせないから・・・。
だから、おいで?」
と言われた。
私はすぐに頷いた。
真冬さんは優しく微笑んだ。
私の大好きな、あの笑顔で。
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作者名:未零 | 作成日時:2018年9月5日 21時