【カゲプロ】訳ありの天才美少女はメカクシ団No10になりました。

25話「怪物じみてるよ」 ページ29

クロア「さらに残酷な事を言うと、まだ情緒不安定なアンタは、不安定な気持ちの時に能力を使っても暴走する。」

A「....どうしたら止められる？」

クロア「そう……だから今回少しアンタが創ったこの幻で干渉させてもらったの。もう１つの能力を渡す為にね。」

え？

A「もう１つの能力？てことは、能力を２つ持つことになるんですか？」

クロア「そういうこと。能力の名前は【目を通す】。もし偽りの記憶を創ってしまったら、本当の記憶だけを素早くさっくりと頭に通すことができるの。糸に通したようにね。……でも、この能力のコントロールも大変でね、あまりにあたしの暴走が酷いと【通す】の方の通す糸が切れて、記憶は飛び散り元通り脳裏は狂うの……」

怖い。

クロア「だから、通す子もうまくコントロールしておきなさい。じゃないと頭、逝くよ？あぁ、そうそう、通すの使い道としては、こんがらがった頭を整理し筋を通すって感じ？留めるの応用みたいな。これは自分以外にも反映できるから練習しておくといいわ。じゃあ、頑張ってね？今日はこの辺で。何か用があればまた幻を作りなさい。通すも忘れずにね。」

A「えっ……？私、どうなるの…？」

その時、２つの黒蛇が私に入ってきた。留めると通すだろう。そして、真っ白な光に包まれた。


−−−−−−−−
キドside


キド「遅いな…A。」

モモ「任務ですよね？今午前11時です。出たのは6時半頃でしたっけ。」

遅い…何かあったのか？

キド「おいカノ、様子見に行くぞ。」

カノ「ん〜？いいけど。」

カノを引っ張り出して外へ出た。外は炎天下でカノは汗が止まらない。

この暑さじゃ、何処かでバテてるかもしれない。そう思い、任務場所になりそうな道を探し回った。

キド「後は？」

カノ「えっと…そこを曲がったとこだね。」

曲がると、人気もなく寂しい空き地だらけの住宅跡があった。

キド「A〜！」

カノ「Aちゃーん！！」

叫んでも、返事がない。

26話「偽りのない現実」→←24話「留めて造って繰り返す」

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキーキャラクター

猫耳が似合うキャラクター

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す