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＊ ページ8
？「こっちもメリットねぇよ」
「……は」
振り返ればパソコンを覗く白い奴
確か、ユンギとか言ったか
YG「信じても信じなくてもいいけど、コレ見てから言えば？」
そう言って映し出された映像
それはまるで処刑専用に作られた様な小部屋にいる私の両親と、付き人らしき人が3人ほど
そしてその目の先には縄で縛られた身動きの取れない人
母が付き人らしき人に耳打ちをした途端に縛られた人に弓矢が発せられた
パソコンの画面からは耳を塞ぎたくなるような悲鳴
悲鳴がうるさ過ぎたのか、イライラしたような父親から放たれた銃撃
これはなに？
否定したいのにできない
だってこれは紛れもなく私の両親だから
「なに、これ……」
YG「まだ信じないのか？笑」
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
やめて、もうやめて、
私の家族を、壊さないで
お願い
目の前が真っ白になってきた
母の大好きなあの歌が聞こえてくる
「……っと…だぃ、？！A！」
そこから私の意識は途絶えた
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作者名：ひまりの | 作成日時：2021年1月8日 18時
