来世なら【BTS】 (ページ18)

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YG「決めたのか」

きっと何を話すか分かっていたのだろう

「決めました」

「私はここで家族を守って生きていきます」

YG「そんな簡単なことじゃない命懸けなんだぞ。いつ死んでもおかしくない」

そんな事を真剣に言われると少し心が揺らいでしまう

だけど私にはもう何もない

「何も無い私の人生を貴方達にたくします」

YG「お前がそう決めたならそうすればいい」

「はい」

それだけ話して部屋を出た

JM「話は終わった？」

リビングに戻るとソファで携帯をいじっていたジミンオッパが待っていたかのように話しかけてきた

「私、自分だけは見捨てないように生きます」

親には見捨てられたが、自分のことだけは自分が見捨てたら誰も拾ってくれない

私自身を守っていく

JM「いい心意気だね」

それが聞けてよかったよとオッパはシャワーをしに行った

その日から毎日基礎特訓が行われた

ここで生きていく以上、身を守る護身術は必須だった

JH「A、そこはそうされたらこうかわさないと即死だよ」

「はいっ」

JK「遅いあと3秒早くしゃがまないと顔吹っ飛ぶぞ」

「くっ」

護身術だけでも私からしたらとてもキツかった

身を守ることがこんなにも大変だなんて思っていなかった

もっとはやく、もっと軽く動くことさえ習得するのに3ヶ月かかった

JH「基礎の護身術はここらへんだね。今日からは相手を攻める技を学んでいこうか」

「はい」

JH「ジンヒョンに軽いパンチでもなんでもいい、1発食らわせたらAの勝ち」

なんだ、そんなことでいいのか

JN「あ、A今楽勝だと思った？笑」

「はい笑」

TH「だよね！俺も最初ジンヒョンなら行けると思ったもん！」

YG「ふ、1発食らわせるのに何ヶ月かかるんだろうな」

みんなしてバカにしたように言ってくるから腹が立つ

一瞬で終わらせてしまおう

そう思い下から顎にかけて思いっきりパンチを食らわせてやろうと素早く動いて腕を振り上げた

「え、なんで？」

さっきまで目の前にいたはずのジンオッパがいない

？「びっくりって顔してるね笑」

耳元から声が聞こえて慌ててならった護身術で身を守り避けた

JN「ヤー、僕は何もしないよ笑そういうルールだからね」

この人はあの一瞬でどう背後へ移動したのか

JH「さすがだねジンヒョン笑」