9話 ページ10
「………あんた、呪術使えんの?」
どうやら釘崎も感じとっていたようだ
普段感じる呪力は、体の底から痺れるように感じられるものだ
だが、彼女からはまるで何かに守られてるような
包まれているような
とにかく、今まで感じたことの無い呪力だった
「凄い変な呪力の匂いがするわ」
ジリジリと近づいていく釘崎
「うえっ!?えっ、えと………」
「もしかしてあんたが………」
「おいっ、釘崎!失礼だろ!」
虎杖が引き剥がす
「誰にでも、つっかかろうとすんのやめろ」
「カモメに重油かけて燃やす遊びしてるあんたに言われたくないわね〜」
「今それ関係ないだろ」
ってか、マジでそのイメージ何なんだよ
「じゅりょく……??カモメ………??」
一方、彼女は何が何だか分かっていないようだ
どうやらただの見える側の一般人らしい
「おいっ、そろそろ行くぞ。日が暮れる。」
「あ、そうだな!じゃあ、またな!あっ、俺、虎杖悠仁!」
「伏黒恵」
「魅惑のシティーガール釘崎野薔薇よ!スカウトあったらよろしくね!」
「えっと、黒羽Aです!ほんとにありがとうございました!!また!」
ふんわりと笑って手を振って見送る彼女
ふと、津美紀の姿と重なった
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作者名:ミトコンドリア | 作成日時:2021年2月19日 19時